小村新田干拓潮遊池は鹿児島県霧島市天降川河口東側と国分平野排水路水戸川の間に位置し,鹿児島湾に面する汽水池である.小村(霧島市国分広瀬)は遠浅の海岸であったが,江戸末期の弘化2年(1845年)に新田開発のための干拓が起工…
View More 水抜き調査によって明らかになった鹿児島県霧島市国分広瀬の小村新田干拓潮遊池の魚類相著者: 本村浩之
屋久島初確認のアカオビハナダイ (ハタ科ハナダイ亜科)および明治時代から現在までに屋久島から確認された魚類の総種数
2019年11月5日,第2著者によって,屋久島の一湊沖(30°27ʹ34ʺN, 130°29ʹ24ʺE)水深20 mの海底付近でアカオビハナダイPseudanthias rubrizonatus (Randall, 19…
View More 屋久島初確認のアカオビハナダイ (ハタ科ハナダイ亜科)および明治時代から現在までに屋久島から確認された魚類の総種数水中写真に基づく屋久島初記録のキリアナゴ
アナゴ科クロアナゴ属魚類Congerは両顎歯が1–2列で外側の列の歯が鋭く尖る,上唇の溝が深い,および下顎が中庸で閉口時でも前上顎骨歯が露出しないことなどによって特徴づけられ(Smith, 1999;波戸岡,2013a)…
View More 水中写真に基づく屋久島初記録のキリアナゴトカラ列島平島から得られた琉球列島近海におけるカガミダイの確かな記録
マトウダイ科カガミダイ属Zenopsisは全世界から少なくとも5有効種が認められており,日本近海からはカガミダイZenopsis nebulosa (Temminck and Schlegel, 1845)とイトヒキカガ…
View More トカラ列島平島から得られた琉球列島近海におけるカガミダイの確かな記録奄美群島におけるメカジキの確かな記録
メカジキXiphias gladius Linnaeus, 1758はカジキ亜目において唯一,腹鰭をもたないという特徴をもち,本種のみでメカジキ科メカジキ属を構成する(中坊・土居内,2013).本種は世界中の温帯から熱帯…
View More 奄美群島におけるメカジキの確かな記録鹿児島県本土におけるヨウジウオ科魚類タツノイトコの標本に基づく記録
ヨウジウオ科タツノイトコ属Acentronuraタツノイトコ亜属Acentronuraは,尾鰭をもたないこと,尾部が渦巻き状であること,眼球に骨質の小板がないこと,頭部が躯幹部とほぼ同一体軸上にあること,躯幹部と尾部の上…
View More 鹿児島県本土におけるヨウジウオ科魚類タツノイトコの標本に基づく記録種子島から得られた大隅諸島初記録のカエルアンコウ
カエルアンコウ科Antennariidaeは日本近海に4属15種が生息しており(瀬能,2018),そのうちの6種がカエルアンコウ属に含まれる(Arnold and Pietsch, 2012;瀬能,2013).カエルアン…
View More 種子島から得られた大隅諸島初記録のカエルアンコウ沖縄島で撮影されたマルスベカサゴ(フサカサゴ科 : オニカサゴ属) の稚魚
フサカサゴ科オニカサゴ属(Scorpaenidae: Scorpaenopsis)はインド・太平洋に広く分布し,現在28有効種が知られている(Randall and Eschmeyer, 2002;Randall and…
View More 沖縄島で撮影されたマルスベカサゴ(フサカサゴ科 : オニカサゴ属) の稚魚種子島から得られたコンゴウテンジクダイおよびスジイシモチ属魚類8 種の標本に基づく記録
テンジクダイ科魚類Apogonidaeは,日本から26属103種が報告されており(Yoshida and Motomura, 2018;馬渕・吉田,2018;Yoshida et al., 2018a, b, 2019)…
View More 種子島から得られたコンゴウテンジクダイおよびスジイシモチ属魚類8 種の標本に基づく記録鹿児島県から得られたシャチブリ科の稀種ヒョウモンシャチブリ
シャチブリ科は三大洋の深海域に広く分布し,日本国内からはシログチシャチブリAteleopus edentatus Kaga, 2016,シャチブリAteleopus japonicus Bleeker, 1853(ムラサ…
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