有史以来,人類の移動・分散や遠隔地間での交 易は,意図の有無にかかわらずおびただしい数の 生物に,本来の分布域から離れ新天地に到達する 機会をもたらしてきた.人為的に移入された生物 の多くは新たな環境に適応できなかったり…
View More 鹿児島県本土部における国内外来種オキナワキノボリトカゲ Japalura polygonata polygonata (Hallowell, 1861) (爬虫綱 , アガマ科)の生息状況VOL.: Vol.38
鹿児島県から得られたヒメ科エソダマシ Aulopus damasi の記録
ヒメ科魚類 Aulopidae は世界で 2 属約 10 種が 知られており(Nelson, 2006),日本近海にはエソ ダマシ Aulopus damasi Tanaka, 1915,イトヒキヒ メ A. formo…
View More 鹿児島県から得られたヒメ科エソダマシ Aulopus damasi の記録西之表市馬毛島南東海域底質の粒度組成変化
種子島・西之表港の西約 9.3 km に位置する馬 毛島は,無人島としては日本で 2 番目に大きく, 面積 8.20 km2,周囲 12 km,標高 71 m の平坦な 島である(日本離島センター,2004).馬毛島には…
View More 西之表市馬毛島南東海域底質の粒度組成変化標本に基づく鹿児島県のイサキ科とシマイサキ科魚類相
イサキ科 Haemulidae およびシマイサキ科魚類 Terapontidae は日本からそれぞれ 5 属 20 種,4 属 7 種が知られている(島田,2000;瀬能,2000). これまで鹿児島県におけるイサキ科お…
View More 標本に基づく鹿児島県のイサキ科とシマイサキ科魚類相鹿児島県に生息するウミシダ類と共生生物群集の記録
棘皮動物のウミシダ類は,Kogo (1998, 2002) 等 の分類研究によって,日本近海から約 150 種が確 認され,色彩の変化に富み,海中でも目立つため, 水中写真の被写体としてダイバーにも人気があ る.棘皮動物…
View More 鹿児島県に生息するウミシダ類と共生生物群集の記録奄美群島加計呂麻島から得られたロケットカエルアンコウ Antennarius analis (アンコウ目カエルアンコウ科)
カエルアンコウ科(Family Antennariidae)は 13 属 47 種を含む浅海性のアンコウ目魚類で,世界 の 熱 帯 か ら 温 帯 水 域 に 分 布 す る(Pietsch and Grobecker,…
View More 奄美群島加計呂麻島から得られたロケットカエルアンコウ Antennarius analis (アンコウ目カエルアンコウ科)フイリマングース Herpestes auropunctatus の水晶体重量に基づく 齢査定と年齢構成
フイリマングース Herpestes auropunctatus は, マングース科エジプトマングース属に属し,西ア ジアから東南アジア,中国南部に広く分布してい る(Wozencraft, 2005; Yamada e…
View More フイリマングース Herpestes auropunctatus の水晶体重量に基づく 齢査定と年齢構成奄美大島住用川河口域に生息する甲殻類と貝類の記録
鹿児島県の奄美大島は,陸域・海洋を問わず, 南西諸島の中でも有数の生物多様性を誇る自然環 境を備えている.とりわけ,奄美大島固有のオオ トラツグミ,ルリカケスなどの鳥類やアマミノク ロウサギ,アマミトゲネズミのようなほ乳…
View More 奄美大島住用川河口域に生息する甲殻類と貝類の記録沖永良部島の鳥類相
鳥類相とは,その地方に生息・出現する鳥類の 種類の意である.地域別の鳥類相の把握は,広い 意味での「鳥類の保護」に通ずるものがある. 鳥の生活は年周期を通してみると,繁殖期と非 繁殖期からなり,その間に渡りを行う移動性…
View More 沖永良部島の鳥類相鹿児島県薩摩半島西岸と与論島から得られたボラ科魚類オニボラ Ellochelon vaigiensis の記録
ボラ科魚類 Mugilidae は,日本近海から 8 属 16 種が報告されている(Senou, 2002;瀬能ほか, 2006).そのうちのオニボラ属 Ellochelon は日本 からも報告のあるオニボラ Elloc…
View More 鹿児島県薩摩半島西岸と与論島から得られたボラ科魚類オニボラ Ellochelon vaigiensis の記録