私たちが現在,生活している身のまわりの環境はほとんどが人工物あるいはヒトが作り替えた自然であるが,3万8000年前ヒトがここに来た時は,100%が自然環境であったろう.それはどんなものだったのか.そして,それがどのような…
View More 私は鹿児島県の自然形成史が知りたいカテゴリー: 環境
鹿児島県における国指定鳥獣保護区
鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)に基づく鳥獣保護区は,国(環境大臣)と都道府県(知事)のいずれかが指定することができる. 2022 年3 月現在で,鹿児島県には,国が指定した鳥獣保護区が…
View More 鹿児島県における国指定鳥獣保護区大地の公園「ジオパーク」の自然保護と教育普及
学生に「ジオパークを知っていますか」と挙 手を求めると,ほとんど手が挙がらない.残念な がら市民にも十分に知られているとは言い難い. 2004 年からユネスコの支援事業として行われて きた世界ジオパークネットワークの活動…
View More 大地の公園「ジオパーク」の自然保護と教育普及高速道路建設とカスミサンショウウオ生息地の環境保全措置-生息地分断と島状化現象への課題-
カ ス ミ サ ン シ ョ ウ ウ オ(Hynobius nebulosus) はサンショウウオ目サンショウウオ科に属し,愛 知県以西に分布する代表的な止水性のサンショウ ウオ類である(図 1).鹿児島県出水平野は国内 …
View More 高速道路建設とカスミサンショウウオ生息地の環境保全措置-生息地分断と島状化現象への課題-インタープリテーションとしての「文学の力」― 小説「屋久島物語」でお伝えしたいこと ―
1954 年 鹿児島県日置郡日吉町(当時)生まれ 1977 年 熊本大学法文学部法学科卒業,鹿児 島県庁入庁 ※平成 12 年 4 月 –15 年 3 月(財)屋久島環境 文化財団勤務 2014 年 鹿児島県退職 所属団…
View More インタープリテーションとしての「文学の力」― 小説「屋久島物語」でお伝えしたいこと ―「鹿児島県昆虫・貝・植物・岩石展」の過去・現状と課題
これはおそらく全国的に見てもユニークな展 示会ではなかろうか.内容は小中学生,高校生た ちが作った標本コンクールである.最初に「昆虫・ 貝展」として戦前に始まり,大戦中と戦後 10 年 の中断はあったものの,昭和 30 …
View More 「鹿児島県昆虫・貝・植物・岩石展」の過去・現状と課題鹿児島に生息する毒蜘蛛コマチグモ類の観察—身近な生きものに強い幼児教育者養成 —
幼児教育の専門分野に領域「環境」がある.幼 稚園教育要領ならびに保育所保育指針によれば, 子どもたちが自然に触れることの重要性につい て,三つの視点が述べられている.それらは,「① 自然環境で元気に遊び,心も体も健康に.…
View More 鹿児島に生息する毒蜘蛛コマチグモ類の観察—身近な生きものに強い幼児教育者養成 —川内川曾木分水路の自然再生の現状― 河道掘削竣工後のエコシステムの回復 ―
近自然河川工法(多自然型川づくり)は, 人間の利便性を地球環境や生命に配慮しながら実 現しようとする試みのひとつであり,「自然と人 との共生」を目指している.本調査の目的は,竣 工後のエコシステム(河川生態系)回復状況の…
View More 川内川曾木分水路の自然再生の現状― 河道掘削竣工後のエコシステムの回復 ―川内川推込分水路における環境の現状評価-モニタリング調査結果から-
推込分水路整備事業は,平成 18 年 7 月の洪水 により川内川流域内が甚大な被害を受けたことへ の対応として,平成 18 年 10 月 4 日に河川激甚災 害対策特別緊急事業(以下,「激特事業」という) に採択された事…
View More 川内川推込分水路における環境の現状評価-モニタリング調査結果から-世界自然遺産登録地屋久島西部地区でのシカによる 生態系被害回復モニタリング — 防鹿ネット柵設置後 3 年間の植生の変化 —
ニホンジカの増加による生態系被害は全国各地 で問題になっているが,県内でも霧島,紫尾山系, 屋久島,臥蛇島等でも食害が著しく,植生に大き なダメージを与えている.屋久島内を見ると特に 世界自然遺産登録地に登録されている西…
View More 世界自然遺産登録地屋久島西部地区でのシカによる 生態系被害回復モニタリング — 防鹿ネット柵設置後 3 年間の植生の変化 —