キテンハタEpinephelus bleekeri (Vaillant, 1878)は,インド・西太平洋に広く分布するハタ科魚類である(Randall and Heemstra, 1991).日本国内においては大隅諸島種…
View More 薩摩半島南端から得られた標本に基づく九州初記録のキテンハタVOL.: Vol.45
種子島から得られた大隅諸島初記録のサクラダイ
サクラダイ属Sacuraは背鰭が10棘14–18軟条,臀鰭が3棘7軟条,胸鰭が16–18軟条,標準体長に対する体高の割合が41–50%であること,第1鰓弓下枝の鰓耙数が22–30であること,舌上に歯板を欠くことなどで特徴…
View More 種子島から得られた大隅諸島初記録のサクラダイ桜島袴腰大正溶岩の潮間帯におけるアマオブネガイとイボニシの生活史と殻の内部生長線観察
アマオブネNerita albicilla Linnaeus, 1758は,熱帯太平洋から日本中部まで広く分布するアマオブネ科に属する草食性巻貝である.イボニシReishia clavigera (Küster, 186…
View More 桜島袴腰大正溶岩の潮間帯におけるアマオブネガイとイボニシの生活史と殻の内部生長線観察鹿児島県桜島袴腰大正溶岩の岩礁性転石海岸におけるシマベッコウバイのサイズ頻度分布の季節変化と殻の内部生長線観察
鹿児島県の桜島にある岩礁性転石海岸である袴腰海岸には,複数の肉食貝類が生息している.そのなかでもシマベッコウバイJapeuthria cingulataは普通に見られる種であるが研究対象とされた例がほとんどなく,その生態…
View More 鹿児島県桜島袴腰大正溶岩の岩礁性転石海岸におけるシマベッコウバイのサイズ頻度分布の季節変化と殻の内部生長線観察いちき串木野市の大里川干潟におけるタマキビガイ3 種の生活史,および精子の集団遊泳の観察記録
潮間帯とは,潮の干満により水没と乾燥を繰り返す場所で,温度,湿度,塩分,光量などの環境条件の変化が急激で大きく,それに耐性を有する生物からなる独自の生物群集が成立する.本研究では,鹿児島県いちき串木野市大里川河口の潮間帯…
View More いちき串木野市の大里川干潟におけるタマキビガイ3 種の生活史,および精子の集団遊泳の観察記録鹿児島県薩摩半島におけるオニヌマエビおよびAustralatya obscura(十脚目 : ヌマエビ科) の出現と分布
鹿児島県薩摩半島をほぼ網羅するかたちで13河川を選定し,オニヌマエビ属とAustralatya属の出現と分布を2016年に調べた.その結果,半島南西部の久志川でのみオニヌマエビAtyopsis spinipes (New…
View More 鹿児島県薩摩半島におけるオニヌマエビおよびAustralatya obscura(十脚目 : ヌマエビ科) の出現と分布与那国島から得られた沖縄県初記録のキオビイズハナダイ
ハタ科イズハナダイ属Plectranthias Bleeker 1873は三大洋に分布し,一部の種を除き,深場の岩礁域に生息する小型魚類である(Randall, 1980).日本産ハタ科魚類をまとめた瀬能(2013)は日…
View More 与那国島から得られた沖縄県初記録のキオビイズハナダイ薩摩半島西岸から得られたヒメジ科魚類 2 種 :九州初記録のフタスジヒメジと鹿児島県初記録のコハクヒメジ
ヒメジ科魚類は日本から3属27種が報告されている(Yamashita et al., 2011;Motomura et al., 2012;波戸岡・土居内,2013;池田・中坊,2015;萬代ほか,2018a, b;小枝…
View More 薩摩半島西岸から得られたヒメジ科魚類 2 種 :九州初記録のフタスジヒメジと鹿児島県初記録のコハクヒメジ宮崎県大淀川水系から得られたオヤニラミ属魚類コウライオヤニラミ
オヤニラミ属Coreoperca Herzenstein, 1896は東アジアのみに局所的に分布し,全4種が知られている(Cao and Liang, 2013).このうち,我が国にはオヤニラミCoreoperca ka…
View More 宮崎県大淀川水系から得られたオヤニラミ属魚類コウライオヤニラミ薩摩半島西岸から得られた北限記録のセイタカヒイラギ
セイタカヒイラギLeiognathus equulus (Forsskål, 1775)は,インド・西太平洋に広く分布するヒイラギ科魚類の1種である(Woodland, 2001;瀬能,2013).ヒイラギ科魚類は近年,…
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