ニホンノウサギLepus brachyurus は日本の固有 種である(山田,1996; Yamada, 2009).世界のノ ウサギ属と比べると,四肢,尻尾,耳の長さが比 較的短く,体重も軽い小型の種に属する.本種は …
View More 鹿児島県産ニホンノウサギの生態と保全についてVOL.: Vol.38
鹿児島県産ミクリ属植物 Sparganium L. の記録
ミクリ科 Sparganiaceae は 1 科 1 属で,北半球 全域とオ ─ストラリア,ニュ ─ジ ─ランドに分 布し,日本では約 10 種の報告がある(角田, 1999).池の周囲,浅い河川,休耕田等に生育す る多…
View More 鹿児島県産ミクリ属植物 Sparganium L. の記録鹿児島県与論島における陸水産エビ類の生息状況
琉球列島には 7 属 18 種のヌマエビ科エビ類と 2 属 12 種のテナガエビ科エビ類が分布する.両 科ともそれぞれ 10 種が,インド-西太平洋型も しくは黒潮型の分布を示す小卵多産型の両側回遊 種である(諸喜田,1…
View More 鹿児島県与論島における陸水産エビ類の生息状況鹿児島市慈眼寺公園におけるアリの種構成と優占種
鹿児島県では本土に約 110 種,離島を含めると 145 種前後のアリが生息している(山根ほか, 1999,2010).南九州の潜在植生である照葉樹林 は多様な動植物の生息地となっており,アリ相(と くに土中性種)も豊富…
View More 鹿児島市慈眼寺公園におけるアリの種構成と優占種鹿児島県与論島で採集された汽水・淡水産魚類
与論島は奄美群島のひとつで,沖縄島と沖永 良部島の間にあり,鹿児島県の最南端に位置する. 与論島における陸水性魚類の報告は乏しく,1980 年代までに茶花のため池からドジョウ Misgurnus anguillicaud…
View More 鹿児島県与論島で採集された汽水・淡水産魚類サトセナガアナバチ Ampulex dissector (Thunberg) の 屋久島からの初記録
サトセナガアナバチ Ampulex dissector (Thun- berg, 1822) は全身に青藍色の金属光沢を帯び,後 脚が赤~緋色をした美しい中型のアナバチである (図 1).本種の地理的分布は須田(2011…
View More サトセナガアナバチ Ampulex dissector (Thunberg) の 屋久島からの初記録鹿児島県産軟骨魚類標本目録
軟骨魚鋼 Chondrichthyes は,ギンザメの全頭亜 鋼 Holocephali と サ メ・ エ イ の 板 鰓 亜 鋼 Elasmobranchii を含み,日本からは 14 目 44 科 97 属 214 …
View More 鹿児島県産軟骨魚類標本目録鹿児島県初記録のナガハチオコゼ Neocentropogon aeglefinus japonicus と標本に基づく鹿児島県産ハオコゼ科魚類の記録
ハオコゼ科魚類はインド・太平洋域において 少なくとも 11 属 38 種が有効種として認められて いる(Nelson, 2006).そのうち日本近海からはツ マ ジ ロ オ コ ゼ Ablabys taenianotus…
View More 鹿児島県初記録のナガハチオコゼ Neocentropogon aeglefinus japonicus と標本に基づく鹿児島県産ハオコゼ科魚類の記録鹿児島県から得られた日本初記録のダルマガレイ科魚類 Crossorhombus valderostratus カチドキダルマガレイ(新称)
ダルマガレイ科コウベダルマガレイ属(Bothi- dae: Crossorhombus)は世界で 4 有効種が認めら れており,そのうち日本国内からはカネコダルマ ガレイ C. azureus (Alcock, 1889…
View More 鹿児島県から得られた日本初記録のダルマガレイ科魚類 Crossorhombus valderostratus カチドキダルマガレイ(新称)フィールドに行こう —臥蛇島渡島に想う —
アリ類調査の一環で三島村臥蛇島に渡る機会 を 2 度得ることができたので,その時のことを記 す. 臥蛇島は南西諸島トカラ列島の北部に位置し, 長径約 3 km,短径 2 km の火山島で,島の周囲は 断崖絶壁に覆われ起伏…
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