ヤマネ Glirulus japonicus は,本州,四国,九州, 隠岐島後に分布する 1 属 1 種の日本固有種で, 1975 年に国の天然記念物に指定されている(金 子,2005).頭胴長約 75 mm,尾長約 5…
View More 鹿児島県大隅半島におけるヤマネGlirulus japonicusの生息確認と分布カテゴリー: 哺乳類
徳之島における希少種リュウキュウテングコウモリ Murina ryukyuana の生態
リュウキュウテングコウモリ Murina ryukyuana は,沖縄島北部のヤンバルの森林で 1996 年に発 見され,同時に発見されたヤンバルホオヒゲコウ モリ Myotis yanbarensis とともに新種記載…
View More 徳之島における希少種リュウキュウテングコウモリ Murina ryukyuana の生態世界自然遺産登録地屋久島西部地区でのシカによる 生態系被害回復モニタリング — 防鹿ネット柵設置後 3 年間の植生の変化 —
ニホンジカの増加による生態系被害は全国各地 で問題になっているが,県内でも霧島,紫尾山系, 屋久島,臥蛇島等でも食害が著しく,植生に大き なダメージを与えている.屋久島内を見ると特に 世界自然遺産登録地に登録されている西…
View More 世界自然遺産登録地屋久島西部地区でのシカによる 生態系被害回復モニタリング — 防鹿ネット柵設置後 3 年間の植生の変化 —フイリマングース Herpestes auropunctatus の水晶体重量に基づく 齢査定と年齢構成
フイリマングース Herpestes auropunctatus は, マングース科エジプトマングース属に属し,西ア ジアから東南アジア,中国南部に広く分布してい る(Wozencraft, 2005; Yamada e…
View More フイリマングース Herpestes auropunctatus の水晶体重量に基づく 齢査定と年齢構成鹿児島県産ニホンノウサギの生態と保全について
ニホンノウサギLepus brachyurus は日本の固有 種である(山田,1996; Yamada, 2009).世界のノ ウサギ属と比べると,四肢,尻尾,耳の長さが比 較的短く,体重も軽い小型の種に属する.本種は …
View More 鹿児島県産ニホンノウサギの生態と保全について植生からみた川内川のカヤネズミ生息地
カヤネズミ(Micromys minutus)はネズミ目ネ ズミ科に属する日本で最小のネズミ(写真 1)で, 主に,畑や水田などの耕作地,休耕地,沼沢地, 河川敷などのイネ科植物が繁茂するカヤ場に生息 している.巣は植物…
View More 植生からみた川内川のカヤネズミ生息地カヤネズミの球巣構造と巣内残留物
カヤネズミ(Micromys minutus)はネズミ目ネ ズミ科に属し,成獣でも頭胴長 50–80 mm,尾長 61–83 mm,体重 7–14 g 程度の小さなネズミであ る(図 1).本州の宮城県及び新潟県・石川県…
View More カヤネズミの球巣構造と巣内残留物鹿児島県志布志湾の枇榔島で拾得されたキクガシラコウモリ科 キクガシラコウモリ属 Rhinolophus 2 種の初記録
鹿児島県志布志湾の枇榔島は志布志市の沖合い 南方約5 km の志布志湾内に位置し,周囲3.2 km, 頂上部海抜83 m,面積17.7 ha の小さな無人島で ある(31°26′N, 131°07′E: 図1).地質は第…
View More 鹿児島県志布志湾の枇榔島で拾得されたキクガシラコウモリ科 キクガシラコウモリ属 Rhinolophus 2 種の初記録自動撮影装置を使用した野生生物調査法―アナログ式とデジタル式の効果的活用―
野生生物の分布・生息状況の調査は,本来捕 獲や目視による手法が主流である.しかし調査対 象によっては十分な成果が得られない場合があ り,特に哺乳類は警戒心が強く,動作も俊敏であ ることから直接捕獲や目視は困難である.従っ…
View More 自動撮影装置を使用した野生生物調査法―アナログ式とデジタル式の効果的活用―南薩地方のキツネの分布と生活痕跡
薩地方におけるキツネ Vulpes vulpes japonica Gray, 1868 の生息は,現在のところ阿部(1994), 小宮(2002)等によればマイナス分布となってい る.しかし,生息についての断片的な情報…
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