クサビフグRanzania laevis(Pennant, 1776)は,世界中の温帯・熱帯域に分布するマンボウ科クサビフグ属の海産魚類で,マンボウ科の中では全長1 m以下の小型種である(波戸岡・萩原,2013).本種は…
View More 鹿児島県産クサビフグRanzania laevis若魚の形態に関する若干の知見Blog
薩摩半島に残されたニホンイシガメの生息地とその重要性
古くから日本人に親しまれてきたニホンイシガメMauremys japonicaは日本固有のイシガメ科イシガメ属のカメである.ただし、生物学的な関心が寄せられたことはあまりなく、まして個体数の増減について論じられることはあ…
View More 薩摩半島に残されたニホンイシガメの生息地とその重要性桜島袴腰におけるヒザラガイの生息場所
筆者らは,以前に桜島袴腰におけるムラサキ クルマナマコの生態を観察し(高山ほか,2013), 同時期に神奈川県三浦市油壷の荒井浜海岸を数回 散策した.その際,袴腰と荒井浜海岸では,互い に海岸線のタイプが異なり,袴腰にし…
View More 桜島袴腰におけるヒザラガイの生息場所南九州地熱水中のヒ素,アンチモンおよび水銀濃度の化学的研究
近年,地熱エネルギーの開発に伴い地熱水(熱 水,温泉水など)中に含まれる各種成分が環境問 題との関連において注目されている.ヒ素,アン チモンおよび水銀などもその中に入る.それらの 濃度,存在形態,分布などに関する情報は…
View More 南九州地熱水中のヒ素,アンチモンおよび水銀濃度の化学的研究鹿児島県における 2016年 1 月寒波の植物への影響
2016 年 1 月 24 日から 25 日にかけて西日本を 寒波が襲い,鹿児島県でも各地で気温が氷点下と なった.気象庁の観測では,鹿児島市(標高 4 m) で最低気温 -5.3℃が記録された.鹿児島市の気温 が -5…
View More 鹿児島県における 2016年 1 月寒波の植物への影響鹿児島県西部における Gallitellia vivans Cushman の分布
ガリテッリア・ヴィバンス Gallitellia vivans は, 原生動物界・肉質虫門・根足虫綱・有孔虫目に属 し,有孔虫のほとんどは海洋で生活するなかで, 現生する約 40 種以上の浮遊性有孔虫の中では唯 一の三列…
View More 鹿児島県西部における Gallitellia vivans Cushman の分布鹿児島湾桜島袴腰の転石海岸におけるムラサキクルマナマコの生活史
鹿児島市桜島の袴腰海岸にはムラサキクルマ ナマコ Polycheira rufenscens (Brandt) が生息してお り,このムラサキクルマナマコのサイズ頻度分布 と性比の季節変化を 2010 年 12 月から …
View More 鹿児島湾桜島袴腰の転石海岸におけるムラサキクルマナマコの生活史鹿児島県枕崎市の陸産貝類相の生物地理学的分析
陸産貝類は,他の動物と比較すると,移動能 力が著しく低いため,狭い範囲内においても種分 化が起こりやすい.鹿児島県は南北に約 600 km の県土を有し,九州島の本土と多くの離島で形成 されている.特に離島では,本土と比…
View More 鹿児島県枕崎市の陸産貝類相の生物地理学的分析鹿児島県と宮崎県の県境における陸産貝類の分布
南九州地方に位置する鹿児島県は,年間を通 し,日本列島の中でも気候が温暖である.また, 数多くの自然にも恵まれ,生物多様性も豊かな地 域である.その中で陸産貝類は移動範囲が狭く, その地域の生物多様性を測る指標ともなって…
View More 鹿児島県と宮崎県の県境における陸産貝類の分布鹿児島大学理学部林園水槽内における外来種淡水性巻き貝のサカマキガイ(Physa acuta)とインドヒラマキガイ(Indopranorbis exustus)の生活史
鹿児島大学理学部前にある林園の池は,地下 水からのくみあげ水が溜まっているために,温度 がほぼ 1 年中一定であるが,冬季の水温は 10℃ 以下になる.池には,外来種である淡水性腹足類 貝類であるサカマキガイとインドヒラ…
View More 鹿児島大学理学部林園水槽内における外来種淡水性巻き貝のサカマキガイ(Physa acuta)とインドヒラマキガイ(Indopranorbis exustus)の生活史