近年,鹿児島県薩摩半島沿岸から鹿児島県本土初記録または九州沿岸初記録となる魚類が次々と報告されており(例えば森下・本村2019;萬代ほか,2019;上城ほか,2019;藤原・本村,2019;藤原ほか,2019;古𣘺ほか,…
View More 鹿児島県薩摩半島南岸から得られた魚類4種の記録著者: 本村浩之
平島における魚類相調査で確認されたトカラ列島記録のハタ科魚類4種
トカラ列島は屋久島と奄美大島の間に位置し,7つの有人島(口之島,中之島,諏訪之瀬島,平島,悪石島,小宝島,および宝島)と5つの無人島(臥蛇島,小臥蛇島,小島,上ノ根島,および横当島)から構成され,トカラ列島が属する鹿児島…
View More 平島における魚類相調査で確認されたトカラ列島記録のハタ科魚類4種八重山諸島西表島から得られた絶滅危惧魚類ホウセキハタモドキ
ホウセキハタモドキEpinephelus miliaris (Valenciennes, 1830)は環境省が発行する海洋生物レッドリストにおいて絶滅危惧IB類に指定されているハタ科ハタ族魚類(Serranidae: E…
View More 八重山諸島西表島から得られた絶滅危惧魚類ホウセキハタモドキ奄美大島から得られた国内2例目のウグイスゴマダラハタ
ウグイスゴマダラハタEpinephelus magniscuttis Postel, Fourmanoir and Guézé, 1963はインド・西太平洋の島嶼域とトンガから散発的に記録されており,日本国内においては種…
View More 奄美大島から得られた国内2例目のウグイスゴマダラハタ鹿児島湾初記録のミミズハゼ属3種(キマイラミミズハゼ・ヤリミミズハゼ・ナガミミズハゼ)
ハゼ科ミミズハゼ属Luciogobius Gill, 1859は,体が前後方向に著しく延長し,それに伴い脊椎骨数が多いこと,体が無鱗であること,および第1背鰭とその担鰭骨を欠くことなどの形態的特徴をもつ間隙環境に適応した…
View More 鹿児島湾初記録のミミズハゼ属3種(キマイラミミズハゼ・ヤリミミズハゼ・ナガミミズハゼ)九州初記録のムラサキヌタウナギおよび鹿児島湾から得られたヌタウナギ属の未同定個体
ヌタウナギ科ヌタウナギ属Eptatretusは世界から50有効種が知られており(Fricke et al., 2020),日本国内からはこのうち5種が知られている(McMillan and Wisner, 2004;中坊…
View More 九州初記録のムラサキヌタウナギおよび鹿児島湾から得られたヌタウナギ属の未同定個体徳之島初記録のナンヨウボウズハゼ
ハゼ科ナンヨウボウズハゼ属Stiphodon Weber, 1895は両側回遊の生活史を送る小型の陸水性魚類であり(Maeda, 2013;前田,2018),吻が丸く,口が下位であること,上顎に櫛状の3尖頭の歯列があるこ…
View More 徳之島初記録のナンヨウボウズハゼ鹿児島県いちき串木野市新観音ヶ池の水抜き調査によって得られた魚類相の把握と在来種の保護
新観音ヶ池は鹿児島県いちき串木野市港町の「観音ヶ池市民の森」の中に位置し,大里川水系重信川下流域の農業用水を確保するために1960年に築造されたため池である(平,2015).新観音ヶ池の上流に位置する観音ヶ池では2016…
View More 鹿児島県いちき串木野市新観音ヶ池の水抜き調査によって得られた魚類相の把握と在来種の保護絶滅危惧魚類イドミミズハゼの鹿児島湾からの初めての記録
ハゼ科ミミズハゼ属Luciogobiusの1種であるイドミミズハゼLuciogobius pallidus Regan, 1940は,河川感潮域や地下水の流れ出る海岸の砂礫間や転石下などの生息場所から採集されており(吉田…
View More 絶滅危惧魚類イドミミズハゼの鹿児島湾からの初めての記録鹿児島県北西部の川内川水系における定着が確認された国内外来魚 2 種 (ハスとギギ) の標本に基づく記録
外来種とは自らの能力ではなく人為的に自然分布域から分布域外へ移動させられた生物のことを指し,特に国内に分布する生物がその生物の国内の分布域外へ人為的に移動させられた生物のことを国内外来種という(松沢・瀬能,2008;瀬能…
View More 鹿児島県北西部の川内川水系における定着が確認された国内外来魚 2 種 (ハスとギギ) の標本に基づく記録