シラウオ科 Salangidae は,シラス型の細長く半 透明な体をもち,幼形成熟する特徴的な魚類群で ある(沖山,2014;隼野,2014).本科魚類は東 アジアに分布し(Roberts, 1984;隼野,2014),…
View More 八代海南部から得られた南限記録のシラウオ著者: 本村浩之
トカラ列島初記録のオオクチイワシの成魚とシロハナハダカ(ハダカイワシ科)
ハダカイワシ科Myctophidaeは世界から少なくとも33属248種が知られており,日本国内からはこのうち23属87種が知られている(中坊,2018).2019年にトカラ列島平島において4個体のハダカイワシ科魚類が採集…
View More トカラ列島初記録のオオクチイワシの成魚とシロハナハダカ(ハダカイワシ科)鹿児島県薩摩半島の鹿児島湾に注ぐ小河川から得られた準絶滅危惧種ルリヨシノボリ
ヨシノボリ属Rhinogobius Gill, 1859は河川や湖沼に生息するハゼ科魚類であり,ロシアからタイとフィリピンにかけての東アジアと東南アジアに分布する(Chen and Miller, 2014).世界で約6…
View More 鹿児島県薩摩半島の鹿児島湾に注ぐ小河川から得られた準絶滅危惧種ルリヨシノボリトカラ列島初記録のホウキハタとカケハシハタ(スズキ目ハタ科)
ホウキハタEpinephelus morrhua (Valenciennes, 1833)とカケハシハタEpinephelus radiatus (Day, 1868)は,ともにインド・太平洋に広く分布するハタ科魚類であ…
View More トカラ列島初記録のホウキハタとカケハシハタ(スズキ目ハタ科)鹿児島県薩摩半島西岸から得られた国内2例目のカガヤキミゾイサキ,および過去20年間に同海域から新種・日本初記録種として記録された魚類リスト
イサキ科ミゾイサキ属Pomadasys Lacepède, 1802は背鰭起部に前向棘を欠くこと,下顎腹面の先端に2つの小孔をもち,ヒゲを欠くこと,および下顎正中線上に細長い溝をもつことによって特徴づけられ(McKay,…
View More 鹿児島県薩摩半島西岸から得られた国内2例目のカガヤキミゾイサキ,および過去20年間に同海域から新種・日本初記録種として記録された魚類リスト種子島初記録の準絶滅危惧ハゼ科魚類ヒゲワラスボ
ヒゲワラスボTrypauchenopsis intermedia Vols, 1903は体が無鱗で細長い,背鰭が1基で基底が長い,背鰭と臀鰭の鰭膜が尾鰭と連続する,頭部全体にひげをもつなどの特徴をもち(Shibukawa…
View More 種子島初記録の準絶滅危惧ハゼ科魚類ヒゲワラスボ鹿児島県薩摩半島南岸から得られた魚類4種の記録
近年,鹿児島県薩摩半島沿岸から鹿児島県本土初記録または九州沿岸初記録となる魚類が次々と報告されており(例えば森下・本村2019;萬代ほか,2019;上城ほか,2019;藤原・本村,2019;藤原ほか,2019;古𣘺ほか,…
View More 鹿児島県薩摩半島南岸から得られた魚類4種の記録平島における魚類相調査で確認されたトカラ列島記録のハタ科魚類4種
トカラ列島は屋久島と奄美大島の間に位置し,7つの有人島(口之島,中之島,諏訪之瀬島,平島,悪石島,小宝島,および宝島)と5つの無人島(臥蛇島,小臥蛇島,小島,上ノ根島,および横当島)から構成され,トカラ列島が属する鹿児島…
View More 平島における魚類相調査で確認されたトカラ列島記録のハタ科魚類4種八重山諸島西表島から得られた絶滅危惧魚類ホウセキハタモドキ
ホウセキハタモドキEpinephelus miliaris (Valenciennes, 1830)は環境省が発行する海洋生物レッドリストにおいて絶滅危惧IB類に指定されているハタ科ハタ族魚類(Serranidae: E…
View More 八重山諸島西表島から得られた絶滅危惧魚類ホウセキハタモドキ奄美大島から得られた国内2例目のウグイスゴマダラハタ
ウグイスゴマダラハタEpinephelus magniscuttis Postel, Fourmanoir and Guézé, 1963はインド・西太平洋の島嶼域とトンガから散発的に記録されており,日本国内においては種…
View More 奄美大島から得られた国内2例目のウグイスゴマダラハタ