サバ科 Scombridae は世界で 15 属 49 種が知ら れており(Collette and Nauen, 1983),日本近海に は 11 属 21 種が分布する(中坊,2000).ニジョ ウサバ属 Gramm…
View More 鹿児島県から得られたサバ科ニジョウサバ Grammatorcynus bilineatus の記録VOL.: Vol.37
与論島の淡水産甲殻類について
南西諸島の中央部に位置する与論島は隆起礁 原の島で,表面水系もほとんどなく,湧水域もあ まり知られていない島である.そのため,淡水域 の生物相,特に十脚甲殻類についてはほとんど研 究されていなかった.しかしながら,本島南…
View More 与論島の淡水産甲殻類について標本に基づく鹿児島県のニシン目魚類相
ニシン目魚類 Clupeiformes は日本から 3 科 17 属 27 種が知られており(青沼,2000a–c),ウル メイワシやマイワシ,カタクチイワシなどの水産 重要種が多く含まれる.ニシン目魚類は体色が概 ね銀…
View More 標本に基づく鹿児島県のニシン目魚類相植生からみた川内川のカヤネズミ生息地
カヤネズミ(Micromys minutus)はネズミ目ネ ズミ科に属する日本で最小のネズミ(写真 1)で, 主に,畑や水田などの耕作地,休耕地,沼沢地, 河川敷などのイネ科植物が繁茂するカヤ場に生息 している.巣は植物…
View More 植生からみた川内川のカヤネズミ生息地カヤネズミの球巣構造と巣内残留物
カヤネズミ(Micromys minutus)はネズミ目ネ ズミ科に属し,成獣でも頭胴長 50–80 mm,尾長 61–83 mm,体重 7–14 g 程度の小さなネズミであ る(図 1).本州の宮城県及び新潟県・石川県…
View More カヤネズミの球巣構造と巣内残留物鹿児島県野間池沖から得られたボウズカジカ Ebinania brephocephala (カサゴ目:ウラナイカジカ科)の記録
カサゴ目ウラナイカジカ科 (Scorpaeniformes: Psychrolutidae) は 世 界 で 8 属 約 35 種 (Nelson, 2006),日本からは 6 属 11 有効種が知られている (中坊,2…
View More 鹿児島県野間池沖から得られたボウズカジカ Ebinania brephocephala (カサゴ目:ウラナイカジカ科)の記録鹿児島県指定天然記念物に追加されるアマミハナサキガエル
奄美大島と徳之島に生息する大型のアカガエル 属のカエルは,奄美大島・徳之島・沖縄島・石垣 島・西表島の琉球諸島中央部に固有の数種が一括 された状態で,種名 ハナサキガエルとして記載さ れていた. 1994 年に松井により…
View More 鹿児島県指定天然記念物に追加されるアマミハナサキガエル鹿児島県から得られたハナダイ亜科 2 種 コウリンハナダイ Pseudanthias parvirostris と サクラダイ Sacura margaritacea の記録
スズキ目ハタ科ハナダイ亜科魚類 Anthiinae は, 日本から 10 属 49 種が報告されている(瀬能, 2000;Masuda & Randall, 2001; 瀬 能・ 森 下, 2003;Motomu…
View More 鹿児島県から得られたハナダイ亜科 2 種 コウリンハナダイ Pseudanthias parvirostris と サクラダイ Sacura margaritacea の記録沖永良部島の繁殖鳥類
鳥類の繁殖生態についての情報は,自然環境の 保全という課題に応えるため極めて重要であり, 基礎資料としても必要である.特に,地域別の繁 殖状況や繁殖の有無に関する現状把握のための確 認調査は,広い意味での「鳥類の保護」に…
View More 沖永良部島の繁殖鳥類ミズヒキミノカサゴ Pterois mombasae(フサカサゴ科)の 屋久島からの記録および国内におけるミズヒキミノカサゴと ネッタイミノカサゴ P. antennata の分布状況
九州南方に位置する屋久島からは,これまで に 951 種(24 目 112 科)の海産・汽水産魚類が 報告されており,琉球列島と日本本土に異所的に 分布すると考えられてきた姉妹種が屋久島沿岸で は同所的に出現するなど,黒…
View More ミズヒキミノカサゴ Pterois mombasae(フサカサゴ科)の 屋久島からの記録および国内におけるミズヒキミノカサゴと ネッタイミノカサゴ P. antennata の分布状況