軟体動物の大部分は移動能力が低く,生息地 の不適環境に耐えて生活する必要がある.そのた め,軟体動物は様々な成長障害(ディスターバン ス)を受けることになり,貝類の成長線はこのディ スターバンスによって殻に記録される.貝…
View More 鹿児島県喜入干潟における海産巻貝ウミニナ Batillaria multiformis (Lischke, 1869)(腹足綱ウミニナ科)の貝殻内部成長線分析カテゴリー: 無脊椎動物
鹿児島県喜入干潟におけるフトヘナタリ Cerithidea rhizopyorarum の繁殖行動
フトヘナタリ Cerithidea rhizophorarum は,西 太平洋の熱帯・亜熱帯に分布し,日本では東京湾 以南で見られる雌雄異体の巻貝である.鹿児島県 鹿児島市喜入町愛宕川流域の河口干潟はメヒルギ Kande…
View More 鹿児島県喜入干潟におけるフトヘナタリ Cerithidea rhizopyorarum の繁殖行動鹿児島湾におけるイシダタミガイ Monodonta labio confusa Tapprone-Canefri, 1874 の生活史および 殻の内部成長線分析に基づく年齢推定
Monodonta labio confusa belonging to the Trochidae is a tidal snail, is distributed along the west coast of th…
View More 鹿児島湾におけるイシダタミガイ Monodonta labio confusa Tapprone-Canefri, 1874 の生活史および 殻の内部成長線分析に基づく年齢推定桜島袴腰におけるムラサキクルマナマコの個体数の通年変化
桜島の潮間帯における生物の生態については 幾つかの報告がある(平田ほか,1969;稲留・山 本,2005).2010 年 7 月,いおワールドかごしま 水族館主催「磯の生きもの調査隊」に参加し,桜 島袴腰の磯にムラサキク…
View More 桜島袴腰におけるムラサキクルマナマコの個体数の通年変化再録「わが国最大の生息地か?万之瀬川河口のハクセンシオマネキ」
私は文学という方法を使って,郷土の自然情 報を全国に発信しようと考えています.このこと については,「Nature of Kagoshima, 36: 33–36」に おいて報告させていただきました.そのきっかけ のひと…
View More 再録「わが国最大の生息地か?万之瀬川河口のハクセンシオマネキ」鹿児島県に生息するウミシダ類と共生生物群集の記録
棘皮動物のウミシダ類は,Kogo (1998, 2002) 等 の分類研究によって,日本近海から約 150 種が確 認され,色彩の変化に富み,海中でも目立つため, 水中写真の被写体としてダイバーにも人気があ る.棘皮動物…
View More 鹿児島県に生息するウミシダ類と共生生物群集の記録奄美大島住用川河口域に生息する甲殻類と貝類の記録
鹿児島県の奄美大島は,陸域・海洋を問わず, 南西諸島の中でも有数の生物多様性を誇る自然環 境を備えている.とりわけ,奄美大島固有のオオ トラツグミ,ルリカケスなどの鳥類やアマミノク ロウサギ,アマミトゲネズミのようなほ乳…
View More 奄美大島住用川河口域に生息する甲殻類と貝類の記録鹿児島県与論島における陸水産エビ類の生息状況
琉球列島には 7 属 18 種のヌマエビ科エビ類と 2 属 12 種のテナガエビ科エビ類が分布する.両 科ともそれぞれ 10 種が,インド-西太平洋型も しくは黒潮型の分布を示す小卵多産型の両側回遊 種である(諸喜田,1…
View More 鹿児島県与論島における陸水産エビ類の生息状況鹿児島市慈眼寺公園におけるアリの種構成と優占種
鹿児島県では本土に約 110 種,離島を含めると 145 種前後のアリが生息している(山根ほか, 1999,2010).南九州の潜在植生である照葉樹林 は多様な動植物の生息地となっており,アリ相(と くに土中性種)も豊富…
View More 鹿児島市慈眼寺公園におけるアリの種構成と優占種サトセナガアナバチ Ampulex dissector (Thunberg) の 屋久島からの初記録
サトセナガアナバチ Ampulex dissector (Thun- berg, 1822) は全身に青藍色の金属光沢を帯び,後 脚が赤~緋色をした美しい中型のアナバチである (図 1).本種の地理的分布は須田(2011…
View More サトセナガアナバチ Ampulex dissector (Thunberg) の 屋久島からの初記録