フジジガバチ Ammophila atripes japonica Kohl, 1906(図 1–2)はアナバチ科の有剣ハチ目昆虫で, メスの体長は 30 mm 前後,オスではやや小型で 25 mm 前後である.メスは脚…
View More 希少種フジジガバチ(ハチ目:アナバチ科)の九州における 生息環境についてカテゴリー: 節足動物
日本南限ブナ林のアリ
Seventeen ant species were collected from 2 habitat types on Mt. Onogara-dake, Mts. Taka- kuma, Kanoya City, K…
View More 日本南限ブナ林のアリ鹿児島県黒島・硫黄島・竹島のアリ相
鹿児島県の大隅諸島と宇治・草垣群島の間に 位置する黒島・硫黄島・竹島は,別名上三島,口 ノ三島とも呼ばれ,行政的には鹿児島郡三島村に 属する(Fig. 1).これら3 島の昆虫相は1980 年 代から鹿児島県立博物館によ…
View More 鹿児島県黒島・硫黄島・竹島のアリ相再録「わが国最大の生息地か?万之瀬川河口のハクセンシオマネキ」
私は文学という方法を使って,郷土の自然情 報を全国に発信しようと考えています.このこと については,「Nature of Kagoshima, 36: 33–36」に おいて報告させていただきました.そのきっかけ のひと…
View More 再録「わが国最大の生息地か?万之瀬川河口のハクセンシオマネキ」奄美大島住用川河口域に生息する甲殻類と貝類の記録
鹿児島県の奄美大島は,陸域・海洋を問わず, 南西諸島の中でも有数の生物多様性を誇る自然環 境を備えている.とりわけ,奄美大島固有のオオ トラツグミ,ルリカケスなどの鳥類やアマミノク ロウサギ,アマミトゲネズミのようなほ乳…
View More 奄美大島住用川河口域に生息する甲殻類と貝類の記録鹿児島県与論島における陸水産エビ類の生息状況
琉球列島には 7 属 18 種のヌマエビ科エビ類と 2 属 12 種のテナガエビ科エビ類が分布する.両 科ともそれぞれ 10 種が,インド-西太平洋型も しくは黒潮型の分布を示す小卵多産型の両側回遊 種である(諸喜田,1…
View More 鹿児島県与論島における陸水産エビ類の生息状況鹿児島市慈眼寺公園におけるアリの種構成と優占種
鹿児島県では本土に約 110 種,離島を含めると 145 種前後のアリが生息している(山根ほか, 1999,2010).南九州の潜在植生である照葉樹林 は多様な動植物の生息地となっており,アリ相(と くに土中性種)も豊富…
View More 鹿児島市慈眼寺公園におけるアリの種構成と優占種サトセナガアナバチ Ampulex dissector (Thunberg) の 屋久島からの初記録
サトセナガアナバチ Ampulex dissector (Thun- berg, 1822) は全身に青藍色の金属光沢を帯び,後 脚が赤~緋色をした美しい中型のアナバチである (図 1).本種の地理的分布は須田(2011…
View More サトセナガアナバチ Ampulex dissector (Thunberg) の 屋久島からの初記録フィールドに行こう —臥蛇島渡島に想う —
アリ類調査の一環で三島村臥蛇島に渡る機会 を 2 度得ることができたので,その時のことを記 す. 臥蛇島は南西諸島トカラ列島の北部に位置し, 長径約 3 km,短径 2 km の火山島で,島の周囲は 断崖絶壁に覆われ起伏…
View More フィールドに行こう —臥蛇島渡島に想う —与論島の淡水産甲殻類について
南西諸島の中央部に位置する与論島は隆起礁 原の島で,表面水系もほとんどなく,湧水域もあ まり知られていない島である.そのため,淡水域 の生物相,特に十脚甲殻類についてはほとんど研 究されていなかった.しかしながら,本島南…
View More 与論島の淡水産甲殻類について