推込分水路整備事業は,平成 18 年 7 月の洪水 により川内川流域内が甚大な被害を受けたことへ の対応として,平成 18 年 10 月 4 日に河川激甚災 害対策特別緊急事業(以下,「激特事業」という) に採択された事…
View More 川内川推込分水路における環境の現状評価-モニタリング調査結果から-著者: 鮫島正道
鹿児島県産カスミサンショウウオの産卵生態と生息環境モデルを用いた生息域推定
カスミサンショウウオ(Hynobius nebulosus)は, サンショウウオ目サンショウウオ科に属し,愛知 県以西に分布する代表的なサンショウウオ類であ る.鹿児島県は分布域の最南端に当たり,県内で 確認されているサ…
View More 鹿児島県産カスミサンショウウオの産卵生態と生息環境モデルを用いた生息域推定高速道路建設にともなうカスミサンショウウオ生息地の環境保全措置 ― 移動経路の確保 ―
道路が我々の生活にとって,なくてはならない ものであることは言うまでもない.にもかかわら ず,道路を建設する際に,森林地域や農村にある 自然を消失させ,そこに生育・生息する多様な生 物の種と,それらがつくりだす生態系に影…
View More 高速道路建設にともなうカスミサンショウウオ生息地の環境保全措置 ― 移動経路の確保 ―沖永良部島の鳥類相
鳥類相とは,その地方に生息・出現する鳥類の 種類の意である.地域別の鳥類相の把握は,広い 意味での「鳥類の保護」に通ずるものがある. 鳥の生活は年周期を通してみると,繁殖期と非 繁殖期からなり,その間に渡りを行う移動性…
View More 沖永良部島の鳥類相植生からみた川内川のカヤネズミ生息地
カヤネズミ(Micromys minutus)はネズミ目ネ ズミ科に属する日本で最小のネズミ(写真 1)で, 主に,畑や水田などの耕作地,休耕地,沼沢地, 河川敷などのイネ科植物が繁茂するカヤ場に生息 している.巣は植物…
View More 植生からみた川内川のカヤネズミ生息地カヤネズミの球巣構造と巣内残留物
カヤネズミ(Micromys minutus)はネズミ目ネ ズミ科に属し,成獣でも頭胴長 50–80 mm,尾長 61–83 mm,体重 7–14 g 程度の小さなネズミであ る(図 1).本州の宮城県及び新潟県・石川県…
View More カヤネズミの球巣構造と巣内残留物鹿児島県指定天然記念物に追加されるアマミハナサキガエル
奄美大島と徳之島に生息する大型のアカガエル 属のカエルは,奄美大島・徳之島・沖縄島・石垣 島・西表島の琉球諸島中央部に固有の数種が一括 された状態で,種名 ハナサキガエルとして記載さ れていた. 1994 年に松井により…
View More 鹿児島県指定天然記念物に追加されるアマミハナサキガエル沖永良部島の繁殖鳥類
鳥類の繁殖生態についての情報は,自然環境の 保全という課題に応えるため極めて重要であり, 基礎資料としても必要である.特に,地域別の繁 殖状況や繁殖の有無に関する現状把握のための確 認調査は,広い意味での「鳥類の保護」に…
View More 沖永良部島の繁殖鳥類自動撮影装置を使用した野生生物調査法―アナログ式とデジタル式の効果的活用―
野生生物の分布・生息状況の調査は,本来捕 獲や目視による手法が主流である.しかし調査対 象によっては十分な成果が得られない場合があ り,特に哺乳類は警戒心が強く,動作も俊敏であ ることから直接捕獲や目視は困難である.従っ…
View More 自動撮影装置を使用した野生生物調査法―アナログ式とデジタル式の効果的活用―南薩地方のキツネの分布と生活痕跡
薩地方におけるキツネ Vulpes vulpes japonica Gray, 1868 の生息は,現在のところ阿部(1994), 小宮(2002)等によればマイナス分布となってい る.しかし,生息についての断片的な情報…
View More 南薩地方のキツネの分布と生活痕跡