鹿児島県鹿児島市の桜島袴腰海岸は,1914年の大正噴火で噴出した溶岩で形成された岩礁性の転石海岸である.袴腰海岸には複数の肉食貝類が生息しており,カヤノミカニモリ(Clypeomorus bifasciata)もその中の…
View More 鹿児島県桜島袴腰海岸おけるカヤノミカニモリの生活史著者: 冨山清升
鹿児島県喜入干潟における巻貝相の生態学的研究
フトヘナタリCerithidea rhizophorarum (A. Adams, 1855)は,東京湾以南,西太平洋各地に分布し,潮間帯や内湾の干潟などの汽水域に生息する雌雄異体の巻貝である.殻幅は35–40 mmほど…
View More 鹿児島県喜入干潟における巻貝相の生態学的研究鹿児島県内のウミニナ類の分布と形態比較
鹿児島県に分布する軟体動物(貝類)の総種数は,非常におおざっぱな概算でも4,000種を超えると言われており(行田,2003),陸産・淡水汽水産の軟体動物に限っても,少なくとも1,000種以上の種が生息していると推定される…
View More 鹿児島県内のウミニナ類の分布と形態比較鹿児島県いちき串木野市大里川河口干潟におけるウミニナのサイズ組成および微細内部成長線分析
本研究では,鹿児島県いちき串木野市大里川河口干潟に生息する腹足類,ウミニナBatillaria multiformisにおけるサイズ頻度分布および性比の季節変化を調査し,生活史を明らかにすることを試みた.さらに,貝殻内部…
View More 鹿児島県いちき串木野市大里川河口干潟におけるウミニナのサイズ組成および微細内部成長線分析鹿児島湾喜入マングロ-ブ干潟において防災設備事業により破壊された巻貝類の生態回復
鹿児島湾喜入町愛宕川支流の河口に位置する喜入干潟は,太平洋域における野生のマングロ-ブ林の北限地とされ,腹足類や二枚貝をはじめ多くの底生生物が生息している.しかし,2010年から道路設備事業の工事が始まり,喜入干潟の一部…
View More 鹿児島湾喜入マングロ-ブ干潟において防災設備事業により破壊された巻貝類の生態回復桜島袴腰大正溶岩の潮間帯におけるアマオブネガイとイボニシの生活史と殻の内部生長線観察
アマオブネNerita albicilla Linnaeus, 1758は,熱帯太平洋から日本中部まで広く分布するアマオブネ科に属する草食性巻貝である.イボニシReishia clavigera (Küster, 186…
View More 桜島袴腰大正溶岩の潮間帯におけるアマオブネガイとイボニシの生活史と殻の内部生長線観察鹿児島県桜島袴腰大正溶岩の岩礁性転石海岸におけるシマベッコウバイのサイズ頻度分布の季節変化と殻の内部生長線観察
鹿児島県の桜島にある岩礁性転石海岸である袴腰海岸には,複数の肉食貝類が生息している.そのなかでもシマベッコウバイJapeuthria cingulataは普通に見られる種であるが研究対象とされた例がほとんどなく,その生態…
View More 鹿児島県桜島袴腰大正溶岩の岩礁性転石海岸におけるシマベッコウバイのサイズ頻度分布の季節変化と殻の内部生長線観察いちき串木野市の大里川干潟におけるタマキビガイ3 種の生活史,および精子の集団遊泳の観察記録
潮間帯とは,潮の干満により水没と乾燥を繰り返す場所で,温度,湿度,塩分,光量などの環境条件の変化が急激で大きく,それに耐性を有する生物からなる独自の生物群集が成立する.本研究では,鹿児島県いちき串木野市大里川河口の潮間帯…
View More いちき串木野市の大里川干潟におけるタマキビガイ3 種の生活史,および精子の集団遊泳の観察記録鹿児島県桜島袴腰海岸におけるゴマフニナの生活史— 精子と卵子の形成季節と性比の検討—
ゴマフニナPlanaxis sulcatus (Born, 1778)は,盤足目ゴマフニナ科に属する巻貝で,房総半島以南,インド,西太平洋域に分布し,潮間帯下部の岩礁上に生息している.本種の生態に関する研究例はまったくな…
View More 鹿児島県桜島袴腰海岸におけるゴマフニナの生活史— 精子と卵子の形成季節と性比の検討—鹿児島県桜島袴腰海岸におけるアラレタマキビのサイズ頻度分布の季節変動
アラレタマキビNodilittorina radiata (Souleyet in Eydoux & Souleyet, 1852)はタマキビ科Littorinidaeに属する雌雄異体の巻貝である.アラレタマキビ…
View More 鹿児島県桜島袴腰海岸におけるアラレタマキビのサイズ頻度分布の季節変動