ハダカイワシ科Myctophidaeは世界から少なくとも33属248種が知られており,日本国内からはこのうち23属87種が知られている(中坊,2018).2019年にトカラ列島平島において4個体のハダカイワシ科魚類が採集…
View More トカラ列島初記録のオオクチイワシの成魚とシロハナハダカ(ハダカイワシ科)VOL.: Vol.46
鹿児島県薩摩半島の鹿児島湾に注ぐ小河川から得られた準絶滅危惧種ルリヨシノボリ
ヨシノボリ属Rhinogobius Gill, 1859は河川や湖沼に生息するハゼ科魚類であり,ロシアからタイとフィリピンにかけての東アジアと東南アジアに分布する(Chen and Miller, 2014).世界で約6…
View More 鹿児島県薩摩半島の鹿児島湾に注ぐ小河川から得られた準絶滅危惧種ルリヨシノボリトカラ列島初記録のホウキハタとカケハシハタ(スズキ目ハタ科)
ホウキハタEpinephelus morrhua (Valenciennes, 1833)とカケハシハタEpinephelus radiatus (Day, 1868)は,ともにインド・太平洋に広く分布するハタ科魚類であ…
View More トカラ列島初記録のホウキハタとカケハシハタ(スズキ目ハタ科)鹿児島県薩摩半島西岸から得られた国内2例目のカガヤキミゾイサキ,および過去20年間に同海域から新種・日本初記録種として記録された魚類リスト
イサキ科ミゾイサキ属Pomadasys Lacepède, 1802は背鰭起部に前向棘を欠くこと,下顎腹面の先端に2つの小孔をもち,ヒゲを欠くこと,および下顎正中線上に細長い溝をもつことによって特徴づけられ(McKay,…
View More 鹿児島県薩摩半島西岸から得られた国内2例目のカガヤキミゾイサキ,および過去20年間に同海域から新種・日本初記録種として記録された魚類リスト標本に基づく鹿児島県本土初記録のウスバカマキリ
ウスバカマキリMantis religiosa (Linnaeus,1758)はカマキリ科カマキリ属に属するカマキリである(中峰,2015;塚田,2016;大島・瑤寺,2019).本種は国内において北海道から八重山諸島ま…
View More 標本に基づく鹿児島県本土初記録のウスバカマキリ岐阜県長良川産アユにおけるチョウモドキの更なる寄生例
Argulus coregoni Thorell, 1864 was collected in August and September 2019 from the body surface of Ayu, Plecog…
View More 岐阜県長良川産アユにおけるチョウモドキの更なる寄生例ミナミコメツキガニの分布北限域における分布と個体群特性
ミナミコメツキガニ(Mictyris guinotae Davie, Shih & Chan, 2010)は,ミナミコメツキガニ科に属するカニで,底質中に含まれる有機物を摂食する堆積物食者である(山口,1976)…
View More ミナミコメツキガニの分布北限域における分布と個体群特性沖永良部島におけるツミの繁殖
ツミAccipiter gularis (Temminck & Schlegel, 1844)は,夏鳥または留鳥として北海道から九州,奄美諸島と沖縄諸島でみられ,一方,亜種リュウキュウツミAccipiter gu…
View More 沖永良部島におけるツミの繁殖カスミサンショウウオの環境保全措置-集水桝に設置した這い上がり用スロープの効果検証-
カスミサンショウウオHynobius nebulosusはこれまで西日本に広く生息する種であったが,2019年に細分化されたことで,福岡県から鹿児島県にかけて分布する九州地方における止水性の小型サンショウウオとなった(M…
View More カスミサンショウウオの環境保全措置-集水桝に設置した這い上がり用スロープの効果検証-種子島初記録の準絶滅危惧ハゼ科魚類ヒゲワラスボ
ヒゲワラスボTrypauchenopsis intermedia Vols, 1903は体が無鱗で細長い,背鰭が1基で基底が長い,背鰭と臀鰭の鰭膜が尾鰭と連続する,頭部全体にひげをもつなどの特徴をもち(Shibukawa…
View More 種子島初記録の準絶滅危惧ハゼ科魚類ヒゲワラスボ