オキチモズクは,日本特産の淡水紅藻類であり, 浅い小流中の石に付着する.晩秋から晩春の時期 に周辺の水温より高い流水中に生育する(熊野, 2000).1938 年に愛媛県旧川内町(現在の東温市) のお吉泉にて発見された.…
View More 出水平野で確認されたオキチモズク(Nemalionopsis tortuosa) の生育状況Blog
世界自然遺産登録地屋久島西部地区でのシカによる 生態系被害回復モニタリング — 防鹿ネット柵設置後 3 年間の植生の変化 —
ニホンジカの増加による生態系被害は全国各地 で問題になっているが,県内でも霧島,紫尾山系, 屋久島,臥蛇島等でも食害が著しく,植生に大き なダメージを与えている.屋久島内を見ると特に 世界自然遺産登録地に登録されている西…
View More 世界自然遺産登録地屋久島西部地区でのシカによる 生態系被害回復モニタリング — 防鹿ネット柵設置後 3 年間の植生の変化 —桜島火山灰の水溶性成分変化と火山活動
鹿児島のシンボル桜島は,海上景観の美しさに 加え噴煙を上げる光景は観光客には喜ばれてい る.しかし,桜島をはじめ,その周囲に居住する 人や農業・観光業などを営む人々には,桜島火山 南岳火口から放出される火山噴出物の一つで…
View More 桜島火山灰の水溶性成分変化と火山活動開聞岳のかんらん石
開聞岳は鹿児島県指宿市の薩摩半島南端に位 置し,標高 924 m(三角点の値は 922.2 m:国土 地理院発行 2 万 5 千分の 1「開聞岳」地形図参照) の円錐形の山で,霧島錦江湾国立公園の区域内に ある(図 1–…
View More 開聞岳のかんらん石桜島袴腰におけるムラサキクルマナマコの個体数の通年変化
桜島の潮間帯における生物の生態については 幾つかの報告がある(平田ほか,1969;稲留・山 本,2005).2010 年 7 月,いおワールドかごしま 水族館主催「磯の生きもの調査隊」に参加し,桜 島袴腰の磯にムラサキク…
View More 桜島袴腰におけるムラサキクルマナマコの個体数の通年変化鹿児島県霧島市で初めて発見された イカタケ Aseroe arachnoidea Fisch. の記録
2012 年 9 月 8 日,鹿児島県霧島市隼人町嘉例 川のミカン畑(図 1–2)で,鹿児島県内では初記 録となるイカタケ Aseroe arachnoidea Fisch. が発 生した(図 3).発見者は,著者の一人…
View More 鹿児島県霧島市で初めて発見された イカタケ Aseroe arachnoidea Fisch. の記録沖永良部島における植物相の概要と目録
この植物目録は筆者が 10 数年にわたって撮り ためた島内の植物写真を一覧表にまとめたもので ある.シダ植物を含め,合計 590 種をリストアッ プした(表 1).大野照好先生が発表された「沖 永良部島の植物」(大野,1…
View More 沖永良部島における植物相の概要と目録再録「わが国最大の生息地か?万之瀬川河口のハクセンシオマネキ」
私は文学という方法を使って,郷土の自然情 報を全国に発信しようと考えています.このこと については,「Nature of Kagoshima, 36: 33–36」に おいて報告させていただきました.そのきっかけ のひと…
View More 再録「わが国最大の生息地か?万之瀬川河口のハクセンシオマネキ」鹿児島県本土部における国内外来種オキナワキノボリトカゲ Japalura polygonata polygonata (Hallowell, 1861) (爬虫綱 , アガマ科)の生息状況
有史以来,人類の移動・分散や遠隔地間での交 易は,意図の有無にかかわらずおびただしい数の 生物に,本来の分布域から離れ新天地に到達する 機会をもたらしてきた.人為的に移入された生物 の多くは新たな環境に適応できなかったり…
View More 鹿児島県本土部における国内外来種オキナワキノボリトカゲ Japalura polygonata polygonata (Hallowell, 1861) (爬虫綱 , アガマ科)の生息状況鹿児島県から得られたヒメ科エソダマシ Aulopus damasi の記録
ヒメ科魚類 Aulopidae は世界で 2 属約 10 種が 知られており(Nelson, 2006),日本近海にはエソ ダマシ Aulopus damasi Tanaka, 1915,イトヒキヒ メ A. formo…
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