南九州ではカルデラを形成するような大噴火 がしばしば起こってきた.大噴火にともなう火砕 流の発生は,その規模にもよるが生物相に大きな ダメージを与えてきた.とくに加久藤火砕流(約 33 万年前),阿多テラフの噴出(約 1…
View More 口永良部島の火砕流跡地でのアリ相調査Blog
奄美大島におけるコガタスズメバチの営巣規模
奄美群島にはスズメバチ亜科のハチが 3 種生 息する(山根ほか,1999).スズメバチ属 2 種の うちヒメスズメバチ Vespa ducalis Smith は奄美大 島と徳之島のみから,コガタスズメバチ Vespa …
View More 奄美大島におけるコガタスズメバチの営巣規模鹿児島大学鴨池実習地でのシジミチョウ類の発生消長
鹿児島県にはヤマトシジミを代表とした様々 なシジミチョウ科昆虫が生息している.こういっ たシジミチョウ類は個体数が多く,幼虫の食草も 人家周辺や川辺に繁茂する身近な植物であるた め,環境教育の教材として適切であると考えら…
View More 鹿児島大学鴨池実習地でのシジミチョウ類の発生消長鹿児島大学総合研究博物館に所蔵されている胃内容物魚類標本
食物資源の獲得は,あらゆる動物が生命を維持 するための必須事項のひとつである.主要食物の タイプや捕食方法といった食性を解明すること は,種間の関係を明らかにする有力な方法のひと つであり,対象とする種の基礎生態を理解す…
View More 鹿児島大学総合研究博物館に所蔵されている胃内容物魚類標本鹿児島県産ヤリマンボウMasturus lanceolatus若魚の成熟度および食性に関する若干の知見
ヤリマンボウ Masturus lanceolatus(Liénard, 1840) は,日本国内の幅広い地域から出現が確認されて いるが,本種の出現自体は稀であるため,生態的 知見は非常に乏しい(波戸岡・萩原,2013…
View More 鹿児島県産ヤリマンボウMasturus lanceolatus若魚の成熟度および食性に関する若干の知見鹿児島県産ヤリマンボウMasturus lanceolatus若魚の外部形態
ヤ リ マ ン ボ ウ Masturus lanceolatus(Liénard, 1840)は,マンボウ科ヤリマンボウ属に属し,世 界中の温帯・熱帯海域に分布する大型魚類である (波戸岡・萩原,2013).本種は外観が…
View More 鹿児島県産ヤリマンボウMasturus lanceolatus若魚の外部形態トカラ列島臥蛇島沖で観察されたホシフグの繁殖行動
フ グ 科 の ホ シ フ グ Arothron firmamentum (Temminck and Schlegel, 1850) は,本科魚類の中 で唯一反赤道性分布を示し(Hardy, 1980; 松浦, 2017…
View More トカラ列島臥蛇島沖で観察されたホシフグの繁殖行動九州沿岸から初めて得られたフグ科魚類オキナワフグ
オキナワフグ Chelonodon patoca (Hamilton, 1822) はインド・太平洋に広く分布するフグ科魚類であ る(Matsuura, 2002;山田・柳下,2013).本種は 筋肉,肝臓,および生殖巣…
View More 九州沿岸から初めて得られたフグ科魚類オキナワフグ宇治群島から得られた鹿児島県 2 例目のキビレカワハギ
カワハギ科ウマヅラハギ属 Thamnaconus は雌 雄ともに背鰭前部の背縁と臀鰭前部の腹縁が伸長 すること,第 1 背鰭棘後側面の棘が側方を向くこ と,腰骨の可動部が小さいこと,腹鰭が腰骨の後 端に位置すること,頭長…
View More 宇治群島から得られた鹿児島県 2 例目のキビレカワハギトカラ列島西方から得られた琉球列島初記録のハゼ科魚類ホオベニオトヒメハゼ
ハゼ科ヤツシハゼ属魚類 Vanderhorstia は現在, 紅海を含むインド・太平洋から 28 有効種が知ら れている(Eschmeyer et al., 2017).日本産ヤツシ ハゼ属魚類の 1 種であるホオベニオ…
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