日本列島の南西端に位置する鹿児島県では,こ れまで離島の多くで陸産貝類の分布調査の研究が 行われてきたが,県本土での詳しい生物地理学的 な分布調査の研究はほとんど行われていない.そ こで本研究は薩摩半島南部に焦点を当て,…
View More 鹿児島県薩摩半島南部における陸産貝類の分布著者: 冨山清升
鹿児島市街地域における陸産貝類の分布
本研究の調査地とした鹿児島県鹿児島市街地 地域は,九州の南西端,東に内湾である錦江湾を 臨む地域である.市内にある多くの公園内や住宅 近くにも自然林が今なお見受けられる地域でもあ る.しかし,県内の離島などに比べ鹿児島本…
View More 鹿児島市街地域における陸産貝類の分布鹿児島県北薩地方における陸産貝類の分布
陸産貝類は,移動性が低く,進化が限られた ごく狭い範囲で起こるため,地域的な種分化が多 い.このような特性から,各地域における陸産貝 類相の特徴をつかむのに非常に適している.鹿児 島県北薩地方を中心に陸産貝類の分布調査を…
View More 鹿児島県北薩地方における陸産貝類の分布Nature of Kagoshima, vol. 39, p. 131, fig. 6 の訂正
Nature of Kagoshima, vol. 39 に掲載された論文 『鹿児島県喜入干潟における海産巻貝ウミニナ Batillaria multiformis (Lischke, 1869)(腹足綱ウミ ニナ科)の…
View More Nature of Kagoshima, vol. 39, p. 131, fig. 6 の訂正桜島産後鰓類および二枚貝類の現況調査
桜島は鹿児島県鹿児島市にある活火山で, 現在も活発な活動を続けている.桜島の海岸系に は溶岩に由来する転石海岸や扇状地由来の海岸が みられる.過去の研究おいて稲留・山本(2005) のように,溶岩の流出年代の違いやこれに…
View More 桜島産後鰓類および二枚貝類の現況調査大隅諸島における汽水および淡水産貝類相
大隅諸島は南西諸島北部に位置する島嶼群 である.大隅諸島の軟体動物相について,陸産貝 類に関する研究は比較的多く行われているが,汽 水および淡水産貝類の研究に関してはほとんどな く,基本的な貝類相についての報告すらない状…
View More 大隅諸島における汽水および淡水産貝類相鹿児島県南薩地域の海産固着性貝類・付着性貝類の分布
鹿児島県の南薩地域は九州の南西端にあた り,その海岸線の多くは岩礁帯から成り立ってい る.そのため多くの種類の海産固着性貝類・付着 性貝類が生息することが予想されるが,その分布 についての詳しい研究はほとんど行われていな…
View More 鹿児島県南薩地域の海産固着性貝類・付着性貝類の分布桜島袴腰海岸潮間帯における肉食性巻貝類5 種の生活史と生態
シマベッコウバイ Japeuthria cingulate (Reeve, 1847),シマレイシダマシMarula musiva (Kiener, 1834),イボニシThais clavigera (Kuster, …
View More 桜島袴腰海岸潮間帯における肉食性巻貝類5 種の生活史と生態桜島における多板綱および腹足綱の分布と多様性
これまでに桜島では,玉井・冨山(2001), 野中ほか(2002),竹ノ内・冨山(2003)などによっ て特定の地点で特定の種のみに限定した研究は数 多く行われてきた.しかし桜島の周囲の海岸全体 を対象とした,生物群の現…
View More 桜島における多板綱および腹足綱の分布と多様性鹿児島市喜入町の河口干潟におけるアラムシロガイの生活史
ア ラ ム シ ロ ガ イ Nassarius festiva (Powys, 1833) は北海道南部以南の内湾潮間帯の干潟に生 息する腐肉食性の巻貝である.殻表の粗いむしろ 目状の模様が特徴で吸腔目 Sorbeoco…
View More 鹿児島市喜入町の河口干潟におけるアラムシロガイの生活史