Abstract / Introduction / Summary:
2019年11月5日,第2著者によって,屋久島の一湊沖(30°27ʹ34ʺN, 130°29ʹ24ʺE)水深20 mの海底付近でアカオビハナダイPseudanthias rubrizonatus (Randall, 1983)が撮影された.本写真は本種の屋久島からの初めての記録となるため,ここに報告する.また,1906年(明治39年)に出版された,屋久島産魚類に関する初めての報告であるJordan and Starks (1906)から本報告に至るまでの間に出版された同島魚類の記録を整理し,時系列に概観する. なお,本報告に用いた水中写真は,鹿児島大学総合研究博物館の画像データベース(KAUM–II: Kagoshima University Museum–Ichthyological Images)に登録されている.