奄美群島沖永良部島から得られたモンガラカワハギ科ソロイモンガラ

モンガラカワハギ科ソロイモンガラ属Melichthysは,口が端位であること,歯が白いこと,両顎の先端の歯が門歯状であること,鰓孔後部に骨質の肥大鱗があること,眼前に1縦溝があること,背鰭第3棘が短く体背縁からわずかに突出することなどの形質によって特徴づけられる(Matsuura, 1980, 2014).本属は世界で3種が知られ(Matsuura, 2014),そのうち,日本国内からはソロイモンガラM. niger (Bloch, 1786)とクロモンガラM. vidua (Richardson, 1845)の分布が確認されている(林・萩原,2013). 2017年7月6日に沖永良部島沖から1個体のソロイモンガラが採集された.本標本は鹿児島県における本種の標本に基づく初めての記録となるため,ここに報告する.