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奄美大島から得られた国内2例目のウグイスゴマダラハタ

中村潤平・前川隆則・本村浩之

Abstract / Introduction / Summary:

ウグイスゴマダラハタEpinephelus magniscuttis Postel, Fourmanoir and Guézé, 1963はインド・西太平洋の島嶼域とトンガから散発的に記録されており,日本国内においては種子島からのみ知られている知見に乏しいハタ科ハタ族魚類(Serranidae: Epinephelini)である(Nakamura et al., 2018). 2019年12月16日に奄美大島沖の水深270 m地点において1個体のウグイスゴマダラハタが漁獲された.本標本は日本国内における本種の2例目の記録となるためここに報告し,形態と色彩を詳細に記載する.