ヤリマンボウ Masturus lanceolatus(Liénard, 1840) は,日本国内の幅広い地域から出現が確認されて いるが,本種の出現自体は稀であるため,生態的 知見は非常に乏しい(波戸岡・萩原,2013;小枝 ほか,2016;澤井・山田,2017).特に,鹿児島 県内における本種の記録はまだ 3 例目であり,こ れまで解剖による調査は実施されていない(小枝 ほか,2016;澤井・山田,2017). そこで,このたび澤井・山田(2017)で報告 した鹿児島県産ヤリマンボウ若魚について解剖を 行い,成熟度や食性に関する若干の知見が得られ たのでここに報告する.

鹿児島県産ヤリマンボウMasturus lanceolatus 若魚の 成熟度および食性に関する若干の知見(澤井悦郎・山田守彦)