リュウキュウマユミ(Euonymus lutchuensis T. Itô)はニシキギ科の樹高 2–4 m の常緑低木で, 琉球列島を中心に分布する日本固有種である(初 島,1975).鹿児島県では島嶼部では沖永良部島,…
View More リュウキュウマユミを下甑島に記録するカテゴリー: 植物
奄美大島におけるホソバノキミズの再発見
ホソバノキミズ(Elatostema lineolatum Wight) はネパール,ブータン,インド,スリランカ,ミャ ンマー,タイ,ベトナム,中国,台湾に広く分布 している高さ 0.5–2 m のイラクサ科の小低木で…
View More 奄美大島におけるホソバノキミズの再発見鹿児島県の外来植物 IV: タイワンハチジョウナ,ダキバアレチハナガサ,オオマツバウンラン
鹿児島県の外来植物に関する知見を蓄積する ことを目的とするこの一連の報告において,今回 は鹿児島県内で分布の拡大傾向にあるキク科のタ イワンハチジョウナとクマツヅラ科のダキバアレ チハナガサ,県内で初めて確認されたオオバ…
View More 鹿児島県の外来植物 IV: タイワンハチジョウナ,ダキバアレチハナガサ,オオマツバウンラン鹿児島県の外来植物I:ヨシススキとキンチャクソウ属の1種サケバキンチャクソウ(新称)
外来植物は,侵入先の生態系を脅かす事例が世界各地で数々報告されており,特に近年は急速に拡大・活発化する人やモノの移動に伴って増加傾向にある. 2010年10月に名古屋で開催された生物多様性条約第10回締約国会議では,「2…
View More 鹿児島県の外来植物I:ヨシススキとキンチャクソウ属の1種サケバキンチャクソウ(新称)ハリガネワラビとヤワラシダ(ヒメシダ科)をトカラ列島中之島に記録する
ハリガネワラビThelypteris japonica (Baker) ChingとヤワラシダThelypteris laxa (Franch. et Sav.) Chingはヒメシダ科(Thelypteridaceae…
View More ハリガネワラビとヤワラシダ(ヒメシダ科)をトカラ列島中之島に記録する屋久島における外来植物の観察記録
屋久島の植物については,古くから多くの研究者によって調査されていて,近年では「屋久島の野生植物目録(濱田,1992)」において145科1,328種の植物が報告されている. 屋久島では多くの固有植物や希少植物が生育するが,…
View More 屋久島における外来植物の観察記録鹿児島県における 2016年 1 月寒波の植物への影響
2016 年 1 月 24 日から 25 日にかけて西日本を 寒波が襲い,鹿児島県でも各地で気温が氷点下と なった.気象庁の観測では,鹿児島市(標高 4 m) で最低気温 -5.3℃が記録された.鹿児島市の気温 が -5…
View More 鹿児島県における 2016年 1 月寒波の植物への影響川辺町勝目の希少淡水産紅藻オキチモズクの生育状況調査
鹿児島県薩摩半島の中央に位置する南九州市 川辺町勝目の多目的用水路で,希少淡水紅藻類の オ キ チ モ ズ ク Nemalionopsis tortuosa Yoneda and Yagi, 1940 の大規模な生育地が…
View More 川辺町勝目の希少淡水産紅藻オキチモズクの生育状況調査マルバハギとサツマハギの中間型
サツマハギ Lespedeza satsumensisi Nakai は磯間 山で採集された標本をもとに,新種として記載さ れた.その後,Hatusima (1967) は笠沙町野間岳か らナンゴクチョウセンヤマハギ L…
View More マルバハギとサツマハギの中間型出水平野で確認されたオキチモズク(Nemalionopsis tortuosa) の生育状況
オキチモズクは,日本特産の淡水紅藻類であり, 浅い小流中の石に付着する.晩秋から晩春の時期 に周辺の水温より高い流水中に生育する(熊野, 2000).1938 年に愛媛県旧川内町(現在の東温市) のお吉泉にて発見された.…
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