ヌタウナギ科ヌタウナギ属Eptatretusは世界から50有効種が知られており(Fricke et al., 2020),日本国内からはこのうち5種が知られている(McMillan and Wisner, 2004;中坊…
View More 九州初記録のムラサキヌタウナギおよび鹿児島湾から得られたヌタウナギ属の未同定個体カテゴリー: 動物
鹿児島県喜入干潟おけるヘナタリの内部成長線解析に基づく生活史
軟体動物の多くは,身を守るために貝殻を形成する.硬い殻の中に身を隠すことによって,環境の変化や外敵からの捕食から逃れることができる.さらに貝殻は体を支える機能も担っている.殻の形成には,外套膜の辺縁部が関係している.殻皮…
View More 鹿児島県喜入干潟おけるヘナタリの内部成長線解析に基づく生活史ヒメカノコの交尾行動と殻サイズ分布の季節性変化
鹿児島県喜入町の愛宕川河口の干潟には,メヒルギ,ハマボウからなるマングローブ林が広がっており,干潟表面にはアマオブネガイ科に属するヒメカノコ(Clithon oualaniensis)が生息している.ヒメカノコは房総半島…
View More ヒメカノコの交尾行動と殻サイズ分布の季節性変化土佐湾産キダイから得たソコウオノエCeratothoa oxyrrhynchaena(等脚目ウオノエ科)と日本産ソコウオノエに関する知見の集約
A pair of an ovigerous female and an adult male of the cymothoid isopod Ceratothoa oxyrrhynchaena Koelbel, 187…
View More 土佐湾産キダイから得たソコウオノエCeratothoa oxyrrhynchaena(等脚目ウオノエ科)と日本産ソコウオノエに関する知見の集約鹿児島県桜島袴腰海岸おけるカヤノミカニモリの生活史
鹿児島県鹿児島市の桜島袴腰海岸は,1914年の大正噴火で噴出した溶岩で形成された岩礁性の転石海岸である.袴腰海岸には複数の肉食貝類が生息しており,カヤノミカニモリ(Clypeomorus bifasciata)もその中の…
View More 鹿児島県桜島袴腰海岸おけるカヤノミカニモリの生活史徳之島初記録のナンヨウボウズハゼ
ハゼ科ナンヨウボウズハゼ属Stiphodon Weber, 1895は両側回遊の生活史を送る小型の陸水性魚類であり(Maeda, 2013;前田,2018),吻が丸く,口が下位であること,上顎に櫛状の3尖頭の歯列があるこ…
View More 徳之島初記録のナンヨウボウズハゼ鹿児島県喜入干潟における巻貝相の生態学的研究
フトヘナタリCerithidea rhizophorarum (A. Adams, 1855)は,東京湾以南,西太平洋各地に分布し,潮間帯や内湾の干潟などの汽水域に生息する雌雄異体の巻貝である.殻幅は35–40 mmほど…
View More 鹿児島県喜入干潟における巻貝相の生態学的研究鹿児島県内のウミニナ類の分布と形態比較
鹿児島県に分布する軟体動物(貝類)の総種数は,非常におおざっぱな概算でも4,000種を超えると言われており(行田,2003),陸産・淡水汽水産の軟体動物に限っても,少なくとも1,000種以上の種が生息していると推定される…
View More 鹿児島県内のウミニナ類の分布と形態比較島根県隠岐の島産マハゼに寄生していたウオノコバンと汽水域における寄生例
A non-ovigerous female of Nerocila japonica Schioedte and Meinert, 1881, was found to parasitize the pectoral …
View More 島根県隠岐の島産マハゼに寄生していたウオノコバンと汽水域における寄生例鹿児島県いちき串木野市新観音ヶ池の水抜き調査によって得られた魚類相の把握と在来種の保護
新観音ヶ池は鹿児島県いちき串木野市港町の「観音ヶ池市民の森」の中に位置し,大里川水系重信川下流域の農業用水を確保するために1960年に築造されたため池である(平,2015).新観音ヶ池の上流に位置する観音ヶ池では2016…
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