鹿児島県は日本の西南部に位置し,大きく本土と離島の2つの地域分かれている.これまで,離島の多くで陸産貝類の分布調査が行われていたが,県本土の詳しい生物地理学的な分布調査の研究は比較的少ない.そこで本研究は薩摩半島東シナ海…
View More 鹿児島県薩摩半島の東シナ海側における陸産貝類の分布カテゴリー: 軟体動物
鹿児島県薩摩半島鹿児島湾側における陸産貝類の分布
鹿児島県は南北に広い南北に広い土地を有し ている.そのために多種多様な生態系がみられ, 多くの生物が生息している.その中で陸産貝類は 移動性が乏しいために,離島などでは独自の気候 に適応して進化した固有種が多くみられ,様…
View More 鹿児島県薩摩半島鹿児島湾側における陸産貝類の分布殻の内部成長線解析に基づく桜島袴腰大正溶岩の潮間帯におけるイシダタミの生活史
イシダタミMonodonta labio confuseは,日本においては北海道以南に分布している転石海岸の潮間帯に多く生息する海産巻貝である.本種の生活史や生態に関する研究例は多いが,本種の成長線を用いた研究例は少ない…
View More 殻の内部成長線解析に基づく桜島袴腰大正溶岩の潮間帯におけるイシダタミの生活史A giant mottled eel, Anguilla marmorata Quoy and Gaimard, 1824 (Anguilliformes: Anguillidae), from a small urban river in Shizuoka Prefecture, central Japan
A giant mottled eel, Anguilla marmorata Quoy and Gaimard, 1824, was collected in a small river in an urban are…
View More A giant mottled eel, Anguilla marmorata Quoy and Gaimard, 1824 (Anguilliformes: Anguillidae), from a small urban river in Shizuoka Prefecture, central Japan鹿児島県喜入干潟おけるヘナタリの内部成長線解析に基づく生活史
軟体動物の多くは,身を守るために貝殻を形成する.硬い殻の中に身を隠すことによって,環境の変化や外敵からの捕食から逃れることができる.さらに貝殻は体を支える機能も担っている.殻の形成には,外套膜の辺縁部が関係している.殻皮…
View More 鹿児島県喜入干潟おけるヘナタリの内部成長線解析に基づく生活史ヒメカノコの交尾行動と殻サイズ分布の季節性変化
鹿児島県喜入町の愛宕川河口の干潟には,メヒルギ,ハマボウからなるマングローブ林が広がっており,干潟表面にはアマオブネガイ科に属するヒメカノコ(Clithon oualaniensis)が生息している.ヒメカノコは房総半島…
View More ヒメカノコの交尾行動と殻サイズ分布の季節性変化鹿児島県桜島袴腰海岸おけるカヤノミカニモリの生活史
鹿児島県鹿児島市の桜島袴腰海岸は,1914年の大正噴火で噴出した溶岩で形成された岩礁性の転石海岸である.袴腰海岸には複数の肉食貝類が生息しており,カヤノミカニモリ(Clypeomorus bifasciata)もその中の…
View More 鹿児島県桜島袴腰海岸おけるカヤノミカニモリの生活史鹿児島県喜入干潟における巻貝相の生態学的研究
フトヘナタリCerithidea rhizophorarum (A. Adams, 1855)は,東京湾以南,西太平洋各地に分布し,潮間帯や内湾の干潟などの汽水域に生息する雌雄異体の巻貝である.殻幅は35–40 mmほど…
View More 鹿児島県喜入干潟における巻貝相の生態学的研究鹿児島県内のウミニナ類の分布と形態比較
鹿児島県に分布する軟体動物(貝類)の総種数は,非常におおざっぱな概算でも4,000種を超えると言われており(行田,2003),陸産・淡水汽水産の軟体動物に限っても,少なくとも1,000種以上の種が生息していると推定される…
View More 鹿児島県内のウミニナ類の分布と形態比較住用マングローブ林におけるアマオブネガイ科貝類の分布
アマオブネガイ科貝類は,軟体動物門腹足綱アマオブネガイ目に分類され,日本では8属50種が報告されている.環境省のRDB評価では,アマオブネガイ科貝類の18種が絶滅危惧Ⅱ類や準絶滅危惧に指定されている.海岸域(岩礁—干潟の…
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