陸産貝類はほかの動物群に比べて移動能力が 極端に低いため,地域的な種分化が多い. 鹿児島県の離島では陸産,海産貝類の調査が 比較的行われているが,鹿児島県本土はほとんど 調査が行われていない.そこで本研究では鹿児島 県中…
View More 鹿児島県の姶良・霧島地方における陸産貝類の分布カテゴリー: 軟体動物
陸産巻貝 3 種における貝殻成長線分析方法の確立
貝類の成長は栄養摂取による軟体部の成長が 先で,貝殻の成長はそれに伴って起こる.貝殻は 硬く計測が容易なこと,成長線により成長の時間 経過記録を保っていることから,これまでにも海 産貝類学(二枚貝類の貝殻成長線分析)や考…
View More 陸産巻貝 3 種における貝殻成長線分析方法の確立鹿児島湾喜入干潟での防災道路整備事業における巻貝類の生態回復
干潟は水質浄化や生物多様性の保全など重要 な役割を持った環境である.日本の干潟は,2006 年の時点で,過去 60 年の間に 40% が失われた(花 輪,2006).干潟は埋め立てや干拓の対象になり やすく,最も多い消失…
View More 鹿児島湾喜入干潟での防災道路整備事業における巻貝類の生態回復奄美大島に分布する陸産貝類の生息現況に関する予備調査
鹿児島県の南に位置する奄美大島は,生物の多様性が高い地域である.陸産貝類は島嶼等の狭い地域での進化や種分化が著しい動物群であり,生物地理学においても指標生物として重要な動物群である.奄美大島の陸産貝類の生息現況を把握する…
View More 奄美大島に分布する陸産貝類の生息現況に関する予備調査鹿児島県薩摩半島南部における陸産貝類の分布
日本列島の南西端に位置する鹿児島県では,こ れまで離島の多くで陸産貝類の分布調査の研究が 行われてきたが,県本土での詳しい生物地理学的 な分布調査の研究はほとんど行われていない.そ こで本研究は薩摩半島南部に焦点を当て,…
View More 鹿児島県薩摩半島南部における陸産貝類の分布鹿児島市街地域における陸産貝類の分布
本研究の調査地とした鹿児島県鹿児島市街地 地域は,九州の南西端,東に内湾である錦江湾を 臨む地域である.市内にある多くの公園内や住宅 近くにも自然林が今なお見受けられる地域でもあ る.しかし,県内の離島などに比べ鹿児島本…
View More 鹿児島市街地域における陸産貝類の分布鹿児島県北薩地方における陸産貝類の分布
陸産貝類は,移動性が低く,進化が限られた ごく狭い範囲で起こるため,地域的な種分化が多 い.このような特性から,各地域における陸産貝 類相の特徴をつかむのに非常に適している.鹿児 島県北薩地方を中心に陸産貝類の分布調査を…
View More 鹿児島県北薩地方における陸産貝類の分布加計呂麻島の海岸湿地に生息する甲殻類と貝類の記録
奄美群島を含む南西諸島では,奄美・琉球地 域の世界自然遺産登録に向けた活動が国や県ばか りでなく,地域住民にまで広がりつつある(鹿児 島県,2014a).その中で,奄美群島では,道路網 の整備など奄美大島の開発が進むのに…
View More 加計呂麻島の海岸湿地に生息する甲殻類と貝類の記録Nature of Kagoshima, vol. 39, p. 131, fig. 6 の訂正
Nature of Kagoshima, vol. 39 に掲載された論文 『鹿児島県喜入干潟における海産巻貝ウミニナ Batillaria multiformis (Lischke, 1869)(腹足綱ウミ ニナ科)の…
View More Nature of Kagoshima, vol. 39, p. 131, fig. 6 の訂正桜島産後鰓類および二枚貝類の現況調査
桜島は鹿児島県鹿児島市にある活火山で, 現在も活発な活動を続けている.桜島の海岸系に は溶岩に由来する転石海岸や扇状地由来の海岸が みられる.過去の研究おいて稲留・山本(2005) のように,溶岩の流出年代の違いやこれに…
View More 桜島産後鰓類および二枚貝類の現況調査