エ ソ 科 Synodontidae の チ ョ ウ チ ョ ウ エ ソ Synodus macrops は Tanaka (1917) によって,新種 記載され,その後,インド・西太平洋の広域から 記録されている(Mohsin and Ambak, 1996; Russell, 2000; Hutchins, 2001; Larson et al., 2013; 山田・柳 下,2013; Psomadakis et al., 2015).日本国内にお ける本種の分布域は,若狭湾から山口県にかけて の日本海沿岸,相模湾から土佐湾にかけての太平 洋沿岸,および東シナ海である(山川,1984; Shinohara et al., 2001, 2005;山田・柳下,2013). 標本調査の過程で,鹿児島大学総合研究博物 館のコレクションから鹿児島湾(指宿市)と大隅 半島東岸の志布志湾から採集されたチョウチョウ エソに同定される 7 標本がみつかった.これらの 標本は九州沿岸からの初記録になるため,ここに 報告する.

鹿児島県本土から得られた九州初記録のエソ科魚類チョウチョウエソ(藤原恭司・本村浩之)