鹿児島県は東西に約 270 km,南北には約 600 km にも及ぶ広大な土地を有し,その中にはおよ そ 30 もの離島が含まれている.これらの離島に は,気候帯が亜熱帯に属しているものもあり,日 本本土とは異なった気候…
View More 鹿児島県鹿児島市・南九州市における陸産貝類の分布カテゴリー: 軟体動物
桜島大正熔岩転石海岸におけるシマベッコウバイの ω指数を用いた同所的共存の生態学的分析
新腹足目エゾバイ科に属する肉食性のシマ ベッコウバイ Japeuthrza cingulata (Reeve) は,特 に腐肉食性が強い巻貝で,潮間帯の岩礁に生息し ている.伊豆諸島以南・西太平洋に分布し,夜行 性である…
View More 桜島大正熔岩転石海岸におけるシマベッコウバイの ω指数を用いた同所的共存の生態学的分析鹿児島湾河口・干潟における二枚貝相の調査
鹿児島湾流入河川の二枚貝類の動物相につい て,愛宕川など一部の河川の貝類相については詳 細な調査は行われているが(江川・坂下,2003; 鹿児島県環境生活部環境保護課,2003),それ以 外の河川については今までほとんど…
View More 鹿児島湾河口・干潟における二枚貝相の調査鹿児島湾河口・干潟における巻貝相の調査
鹿児島県に分布する軟体動物(貝類)の総種 数は,おおざっぱな概算でも 4,000 種を超えると 言われており(行田,2000),陸産・淡水汽水産 の軟体動物に限っても,少なくとも 1,000 種以上 の種が生息していると…
View More 鹿児島湾河口・干潟における巻貝相の調査鹿児島市松元町の二次林における陸産貝類の定性的調査
二次林とは,人の手によって管理された人工 林(スギやヒノキなど)などの自然を指す.松元 町は鹿児島市から西に 10 km ほどのところにあ り,鹿児島市の近郊でありながらもそのような二 次的な自然が多く残っている場所であ…
View More 鹿児島市松元町の二次林における陸産貝類の定性的調査鹿児島県枕崎市沿岸から採集された ヤコウガイ Turbo marmoratus Linnaeus, 1758 (腹足綱古腹足目サザエ科)の標本に基づく記録
The green turban Turbo marmoratus Linnaeus, 1758 (Gastropoda: Vetigastropoda: Turbinidae) is recorded based on…
View More 鹿児島県枕崎市沿岸から採集された ヤコウガイ Turbo marmoratus Linnaeus, 1758 (腹足綱古腹足目サザエ科)の標本に基づく記録宮崎県のアマモ場で得られた日本未記録のイトカケガイ科貝類
宮崎県を中心に海岸生物の調査しているが,門 川町庵川地区の入り江にみられるアマモ場は,貝 類などの希少種が数多く生息している(三浦ほか, 2012).ここでは同所で得られた日本未記録のイ トカケガイ類を報告する.世界から…
View More 宮崎県のアマモ場で得られた日本未記録のイトカケガイ科貝類‘ 生きている化石 ’ ガクバンゴウナ科貝類の南九州での記録
Warén (2013) はガクバンゴウナ科貝類を約 3.5 億年前の古生代石炭紀に化石が見つかる巻き貝の グループとして ‘ 生きている化石 living fossils’ の 一つに、本科を含めた.従来,トウガタガイ…
View More ‘ 生きている化石 ’ ガクバンゴウナ科貝類の南九州での記録鹿児島湾におけるイボニシの形態比較
イボニシReishia clavigera (Kuster, 1860)は,北海道南部,男鹿半島以南に分布しているアッキガイ科に属する肉食性巻貝である.従来の研究では,吉元・冨山(2014),緒方・冨山(2018)などに…
View More 鹿児島湾におけるイボニシの形態比較鹿児島湾におけるウミニナBatillaria multiformis (Liscke, 1869)の殻形態の比較
ウミニナBatillaria multiformis (Lischke, 1869)は内湾環境や河口域干潟に生息する典型的な巻貝であり,個体ごとの形態の差異が多いことが知られている.藤田(2009)は,全国的に生息地が減…
View More 鹿児島湾におけるウミニナBatillaria multiformis (Liscke, 1869)の殻形態の比較