屋久島の植物については,古くから多くの研究者によって調査されていて,近年では「屋久島の野生植物目録(濱田, 1992 )」において 145 科1,328 種の植物が報告されている.屋久島では多くの固有植物や希少植物が生育するが,その一方で島外から国内外の外来植物が様々な方法で非意図的に移入してきていると思われる.環境省は平成 17 年に外来生物法を施行,平成27 年に「生態系被害防止外来種リスト」を公表し,さらなる外来種対策を始めた.鹿児島県は平成28 年に外来種リストを作成した.そこで 2015 年から 2 年半,屋久島に生育する外来植物を調べた.まず島内を踏査して採集・写真を撮影した.そして作成した標本と撮影した写真を元に分類した.その結果の 49 科 141 種を,屋久島に現存する外来植物のフロラ資料として報告する.

屋久島における外来植物の観察記録(田中優太朗・田中麻理)