三国名勝図会に記載された江戸時代の鹿児島湾における水産物

三国名勝図会は,江戸時代後期に薩摩藩10代藩主島津斉興の命によって編纂された地誌である.薩摩藩の領内である薩摩国,大隅国及び日向国の一部について,地史や名所,その由来や名産物を記載しており,橋口兼古,五代秀堯,橋口兼柄ら…

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住用マングローブ林におけるアマオブネガイ科貝類の分布

アマオブネガイ科貝類は,軟体動物門腹足綱アマオブネガイ目に分類され,日本では8属50種が報告されている.環境省のRDB評価では,アマオブネガイ科貝類の18種が絶滅危惧Ⅱ類や準絶滅危惧に指定されている.海岸域(岩礁—干潟の…

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住用マングローブ林における底生生物の分布

マングローブは熱帯・亜熱帯の河口汽水域に生育する耐塩性植物の総称であり,それによって形成される林のことをマングローブ林という.陸域から海域への移行帯(エコトーン)を形成し,それぞれの地に適応した特徴的な生物が生息する場と…

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奄美大島笠利湾手花部干潟におけるミドリシャミセンガイの干潟内分布と底質環境

腕足動物門舌殻亜門舌殻綱シャミセンガイ目 に属するシャミセンガイ科は先カンブリア代後期 に地球上に出現した動物であり,それ以来ほとん ど形態を変化させずに生き延びていることから, 生きた化石とも呼ばれている.現在シャミセ…

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鹿児島湾の重富干潟における底生生物相及びその生息環境の変化

干潟とは川から運ばれた砂泥が堆積してできた 地形で,波浪が少なく潮の満ち引きが大きい内湾 などに形成される.そこに棲むさまざまな種の動 物が,有機物の除去や生態系内の物質循環に関し て重要なはたらきを担っており,干潟のエ…

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松元ダムにおけるオオクチバスとブルーギルの駆除—人工産卵装置と捕獲装置を用いて —

外来種とは,もともとの生息地ではないところへ人為的に移行された生物のことである.その中でも,オオクチバスMicropterus salmoides やブルーギル Lepomis macrochirus は代表的な海外から…

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