三国名勝図会は,江戸時代後期に薩摩藩10代藩主島津斉興の命によって編纂された地誌である.薩摩藩の領内である薩摩国,大隅国及び日向国の一部について,地史や名所,その由来や名産物を記載しており,橋口兼古,五代秀堯,橋口兼柄ら…
View More 三国名勝図会に記載された江戸時代の鹿児島湾における水産物著者: 山本智子
鹿児島県万之瀬川における淡水産コエビ類の分布
日本では33種の淡水産エビ類(ヌマエビ科23種,テナガエビ科10種)が生息している.その中でもテナガエビ類は地域によっては漁獲や養殖などが行われており,ヌマエビ類は釣りの生き餌や観賞用として利用されている.鹿児島県では,…
View More 鹿児島県万之瀬川における淡水産コエビ類の分布桜島転石海岸における底生生物群集の空間変異
Intertidal benthic communities were surveyed at Hakamagoshi coast of Sakura-jima Island. This coast is include…
View More 桜島転石海岸における底生生物群集の空間変異ミナミコメツキガニの分布北限域における分布と個体群特性
ミナミコメツキガニ(Mictyris guinotae Davie, Shih & Chan, 2010)は,ミナミコメツキガニ科に属するカニで,底質中に含まれる有機物を摂食する堆積物食者である(山口,1976)…
View More ミナミコメツキガニの分布北限域における分布と個体群特性住用マングローブ林におけるアマオブネガイ科貝類の分布
アマオブネガイ科貝類は,軟体動物門腹足綱アマオブネガイ目に分類され,日本では8属50種が報告されている.環境省のRDB評価では,アマオブネガイ科貝類の18種が絶滅危惧Ⅱ類や準絶滅危惧に指定されている.海岸域(岩礁—干潟の…
View More 住用マングローブ林におけるアマオブネガイ科貝類の分布住用マングローブ林における底生生物の分布
マングローブは熱帯・亜熱帯の河口汽水域に生育する耐塩性植物の総称であり,それによって形成される林のことをマングローブ林という.陸域から海域への移行帯(エコトーン)を形成し,それぞれの地に適応した特徴的な生物が生息する場と…
View More 住用マングローブ林における底生生物の分布奄美大島笠利湾手花部干潟におけるミドリシャミセンガイの干潟内分布と底質環境
腕足動物門舌殻亜門舌殻綱シャミセンガイ目 に属するシャミセンガイ科は先カンブリア代後期 に地球上に出現した動物であり,それ以来ほとん ど形態を変化させずに生き延びていることから, 生きた化石とも呼ばれている.現在シャミセ…
View More 奄美大島笠利湾手花部干潟におけるミドリシャミセンガイの干潟内分布と底質環境奄美大島と九州南部の干潟底生生物群集
干潟とは,砂泥質の海岸で干満差により干出 する地形の事であり,特に,内湾における河口域 の三角州や,波あたりの少ない海岸に形成される. 干潟に生息する生物は主に無脊椎の底生動物であ り,その摂食様式は,底質中や表層の有機…
View More 奄美大島と九州南部の干潟底生生物群集鹿児島湾の重富干潟における底生生物相及びその生息環境の変化
干潟とは川から運ばれた砂泥が堆積してできた 地形で,波浪が少なく潮の満ち引きが大きい内湾 などに形成される.そこに棲むさまざまな種の動 物が,有機物の除去や生態系内の物質循環に関し て重要なはたらきを担っており,干潟のエ…
View More 鹿児島湾の重富干潟における底生生物相及びその生息環境の変化松元ダムにおけるオオクチバスとブルーギルの駆除—人工産卵装置と捕獲装置を用いて —
外来種とは,もともとの生息地ではないところへ人為的に移行された生物のことである.その中でも,オオクチバスMicropterus salmoides やブルーギル Lepomis macrochirus は代表的な海外から…
View More 松元ダムにおけるオオクチバスとブルーギルの駆除—人工産卵装置と捕獲装置を用いて —